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「運転者」(喜多川泰)

喜多川さんの本は5冊目になります。
やっぱり今回もいい本でした。
そういえば、喜多川さんの本の主人公ってだいたい人生に行き詰まってることに気がつきました(笑)
そう言う主人公が、気付きにより成長していくのは喜多川さんの本の定番ですね。

あらすじ
仕事で行き詰まり、家族のことでも頭が痛い主人公。
なんで自分はこんなに運が悪いんだ。
そんな時に、たまたま乗ったタクシー。
その運転手は、ちょっと不思議なことを言います。
最初は、半信半疑だった主人公は、次第に運転手の言うことを信じ始めます・・・

写真:運転者

感想
喜多川さんの著書の中では比較的新しい本です。
5冊目ともなると、なんとなく展開が読めてきそうなものですが、本を読む時はあまり深く考えずに読むので、すっとストーリーが入ってきました。
今回も、主人公同様に、私も色々気付きを学びました。
喜多川さんの本は、押し付けがましい自己啓発本ではなく、ちゃんとしたストーリーがあって、読み終わると色々な気付きがあり、清々しい気持ちになれます。

いくつかうるっとくる場面がありましたが、今回は、今までの自分では湧いたことのない感情が出てきて、いつもは涙しないような場面でうるっときたことに自分で驚いています。
誰もが感動するであろう場面ではしっかり感動する方なんですが、今回は、もちろんそう言う場面もありましたが、今の日本を作ったであろう過去の諸先輩を思って涙が出ました。
これには自分でもびっくりしました。
「自分ってこんな所でこんな風に泣けるんだ。」と。
読書を初めてまだ2ヶ月程度ですが、少しだけ感性が豊かになった気がしています。
これが、読書の力なのかもしれませんね。

よかったら私の書斎をご覧ください。(ブクログへのリンク)

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素敵な本に出会えますように。

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