見出し画像

note初投稿/私のプロフィール

今日からnoteで記事を書き始めます。
まずは私のプロフィールから。

生まれも育ちも北海道の旭川。
自然溢れる地方都市です。

地元旭川あれこれ

みなさん北海道の旭川ってご存知ですか⁇

旭山動物園(会社から車で3分!)、大雪山(5月までスキーできます)、歌手は安全地帯の玉置浩二、漫画はゴールデンカムイ(作者の野田さんとは血縁ではありません)、著名な作家は三浦綾子(先日兵庫から来た二人に聞いたら知らなかった)、最近有名なのはやり投げの北口榛花選手(同じ高校の同窓です)、食べ物はジンギスカン!旭川ラーメン!

背油たっぷり、旭川の醬油ラーメン!

意外と(?)魅力たっぷりなここ旭川で高校までを過ごしました。体を動かすのが好きで、小さい頃は空手、水泳、野球、テニス、スキー、クロカン。大人になってからはマラソン、登山、サイクリングなどほどよく楽しんでいます。

旅をすること

私の人生の大きな柱の一つは”旅”。
学生時代に“貧乏旅行”が流行っていて、世界中を放浪しながらいかに安く旅をするかを楽しんでいました。触発されたのは沢木耕太郎の『深夜特急』や小田実の『何でも見てやろう』。

これまで旅した国は30か国以上でしょうか。特にハマってしまった国は、インド、モロッコ、ベトナム。有名な観光地をただ旅行して回るよりも、観光客があまり行きそうにない土地に行って”人との出会い”を大切にする旅をしてきました。

1996年ベトナム

アメリカで学ぶ

学生時代は会計を専攻し、一時期は公認会計士を目指して勉強に専念したこともありました。しかし旅をして外国の文化に触れているうちに興味が変わり、最終的にはアメリカの大学で”発展途上国の都市計画”を学びました。

アメリカの大学では、GISやランドスケープ、建築など都市計画に関わるコースを幅広く選択しました。

留学先はアメリカのオハイオ州。なぜオハイオを選んだかというと、当時放映していた映画『メジャーリーグ』の舞台がオハイオ州だったから… チャーリーシーンや石橋貴明が出てくるやつね。

オハイオ州ではクリーブランド、アセンズ、コロンバスに住んでいました。アメリカの中西部に位置するどちらかというと保守的な州ですね。人種も多様ではなく白人社会。アメリカの自由の土壌を満喫したのと同時に、アメリカの人種差別の厳しさも体感しました。

アメリカに来たことで、自分の日本人としてのアイデンティティを明確に認識することができました。これは日本人として日本に住んでいては全く触れることがきない異次元の世界体験でした。

当時よく読んでいた本は『堂々たる日本人』。アメリカに住んで価値観が変わりアメリカ人っぽくなる日本人がいますが、私の場合アメリカに来て日本を意識してもっと日本人らしくなりました。

大学のスタジアム。アメリカはアメフトが熱い!

職業は”機械屋さん”

試行錯誤した学生時代でしたが、日本に帰って父の会社で働き始めました。会社の内容は別の記事で紹介したいと思いますが、地元旭川を拠点にした地元密着型の会社です。

いわゆる”機械屋さん”と呼ばれる職業で、お客様の工場に出向いて機械を修理したり、機械を据え付けたり。工場に行くと「機械屋さん、機械屋さん、この機械調子悪いんだけど」って話しかけられます。

機械と言ってもいろんな機械がありますが、当社で取り扱っているのは”木材”を加工する機械。一般的に”木工機械”と呼ばれるものですね。

当社は、木工機械しか取り扱っていません。

他の分野の機械は取り扱いません。木材加工だけ。木工機械のスペシャリストです。

木材業界という小さな産業の中の、さらに小さなニッチな仕事です。ニッチなマーケットには、そこでしかできない魅力があります。

ニッチな世界でニッチなスキルを磨き続けると、唯一無二の人間になります。うちの社員さんは一人一人がユニークな技術と知識を持っていて、世界で同じスキルと才能を持つ人間は一人としていないと自負しています。

これが当社の強みであり財産です。毎日の社員さんの仕事の小さな積み重ねが、会社の貴重な価値となり揺るぎない土台を築き上げています。

外国の機械を取り入れる

木材産業で使用する機械は、まだまだローテクです。

鋸車と呼ばれる大きなホイールを回して、そこに帯状の鋸をかけて高速で回転させる。そのくるくる回っている鋸に木材をあてて切っていきます。

機械の使用年数はとっても長い。いわゆる製材工場では、最低でも20年、普通に30年、40年は使い込みます。苫小牧の製紙工場では100年以上使っている機械もあるんです。私たちの仕事は、この機械をメンテナンスして修理してずーっと使える機械にすること。

日本ではまだ古い機械を大事に使う雰囲気残っている産業ですが、欧米の木材業界はハイテク技術が普通に使われています。北欧の工場に行くと、人がいません。オートメーション化されたラインに丸太が高速で運ばれて、加工されて製材されていく。

機械を操作するオペレーターは、モニターとコンピュータに囲まれた監視塔でぼーっと画面を見ているだけ。

フィンランドの製材工場

私たちの仕事の一つは、先を行く海外の技術を日本に紹介すること。

特に私の今の仕事は、海外の機械情報をかき集めて日本にはない機械や技術を探すこと、そしてお客様に提供することです。

海外の展示会に出向いたり、外国の機械メーカーや工場を訪問して実際に機械を見て触ってきます。メーカーさんの会社の様子やそこで働く人たちの顔を見てお話しすることも大事です。

日本も外国も同じだと思うことは、機械の性能も大事ですが、やはり”人”

人と人とのつながりが万国共通で一番大事です。話しのわかる営業マンがいて、抜群の技術も持ったエンジニアがいる。そしてビジョンをもって商品を開発しようと前向きな経営者がいる、そんな信頼できる会社を見つけて商売することが大切だと思っています。

しかし、日本の文化の中に異文化の機械を持ってくることは簡単ではありません。機械を作る上でも、外国の設計思想が日本のそれとは全く違うことがあります。したがって日本の工場に外国の機械をポツンと置いても、周りと上手く調和しない、日本の従業員がその機械を使いこなせない、そんなことが多々発生します。

外国の機械を単純に輸入して販売するだけでなく、その機械が製作される背景を理解し異国の思想や文化を学んで、はじめて日本の環境に融和させることができると考えます。

海外での機械研修

能力を掛け算する

最後になりますが、人の能力は掛け算することで無限の可能性を秘めていると信じています。コツコツと経験値を積み重ねる(足し算)することも大事ですが、特に仕事の能力に関しては幾つもの別個のスキルを掛け算することで爆発する可能性が誰にもあると思います。

今の仕事の範疇から一歩踏み出してちょっと冒険してみる、新たな世界を覗いてみて挑戦してみる、この繰り返しが人を成長させ他人との圧倒的違いを作り上げる。

何と何を掛け算すれば面白い世界が見えるでしょう、探し続けたいと思います。

この記事が参加している募集

仕事について話そう