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個性化する働き方

今月で29歳になる。

そんな僕は2月頭から新しい会社で働き始めました。そして早1週間。


PeterPan Studioという会社を起こして間もなく1年目を終えようとしています。

独学で始めたWEBサイト制作。
お陰様で最近は副業感覚で手伝ってくれる仲間が増え始めました。
制作担当、カメラマン、デザイナー、勉強中のニート、営業担当など、気づいたら結構のメンバーが揃った。

起業当初に「正社員を雇わない」ことを決めました。なので、みんなそれぞれ本業があり、プロジェクト単位でメンバーをピックアップして作品を創る。

普通の会社の場合、「働くこと」は「生きるため」に直結する。
だからこそ一生懸命になるが、その一方で、時には自分の身を守るために嘘をつく。そして会社もその嘘を容認することがある。

しかし、平成も終わりかけてる昨今。
「働くこと」の意味が「生きるため」だけじゃ些か趣が足りない。

お金も勿論大事。でもそれだけじゃなくて、自分がやりたいこと・やってみたいこと、それを肯定してあげられる環境があったら面白い。
それが趣味でもSNSでも何でも良いんだけど、僕は【会社】というツールを使って「人を活かす場」を設けてみたいというのが本音だ。

協力してくれる仲間が増えるなかで、僕自身、チームで作品を作ることに関心が湧いてきた。

そうなると、どういう制作フローで回すかとか、どういう組織作りをしようかとか、考える項目が出てきた。

この2年間、営業から納品まで独りでやっていたため、いわゆる一般的な制作会社の制作フローとかが分からない。
そして目上の人から教わる機会も乏しくなってる。

このあたりにPeterPan Studioの、また僕自身の課題意識を感じて一度制作会社で働いてみたいと思ったのが冒頭で述べた事の経緯だ。

こんな背景があり、2月頭から派遣社員としてWEBディレクター業務に携わっている。

規則正しく平日5日間、オフィスに行って働くのが3年以上ぶりだった。
日本に来たばかりの留学生のような居心地でオフィスワークに勤しんでいる。

自分の会社があるとかはこの制作会社からしたら個人的な都合でしかない訳ですが、職場の方々はすごく理解を示してくれて、何度も言いますが日本に来たばかり留学生の心境で感謝しかない。

とはいえ、この会社以外にも自社の経営と販売コンサル会社の経営面サポートと、計3つの会社を並行している状況。なかなか骨が折れる。

こういう働き方は、まだ世の中で市民権を得ていない。
その根底には「働くとは会社に勤めることだ」という価値観があるし、1つの会社で職務全うすることもそれはそれで良い事だと思う。

でも、ゆっくりと「個人」の時代が到来する。
個人がやりたいことが幹で、枝分かれするように複数の会社や組織に関わるような感覚。

そうなった時に企業側とすれば、給料面だけで人を保有することが難しくなるはずで、どちらかというと企業が目指すビジョンやコンセプトなど、質的な部分での合致によって協働するか否かが決められるようになるだろう。

そしてこれまで以上に個人が、自分自身が何のために働くのか?といった信念みたいなものが問われる。
みんなと同じことをしていればいいや、と思っていても皆んなやってることが異なっていたら、何を軸に判断していけばいいかが分からなくなるからだ。

悲観的に聞こえるかもしれないけど、結局のところ自分が楽しくなるように実験感覚で身を転がしてみたら、それで良い。

何にせよ環境が変わると半強制的に入ってくるインプットが変わって日常に刺激を与えてくれている。

今年がどんな年になるか、予想が立たないのも面白い。


#働き方
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