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今年もWorld Cleanup Dayにナカメから参加します

World Cleanup Dayをご存じでしょうか?
バルト三国のひとつエストニアの学生たちが始めた清掃活動が広がっていき、今や9月にWorld Cleanup Day(以下WCD)と言う日を設けて世界一斉に清掃活動をするというイベントであります。

私は地元中目黒で中目黒村美化委員会と言う任意団体を結成し、現在でも目黒川沿いの清掃活動を実施しております。
そもそも参加するきっかけとなったのは、地元の知人にエストニアと同じバルト三国のひとつであるラトビアの仕事をされている方からの紹介でした。
「World Cleanup Dayは世界一斉に清掃活動をするらしんだけど、そこの人が道城さんに会いたがってて」と電話をもらったのですが、まったくピンときませんでした。「世界一斉にゴミ拾いってどう言うこと?」という感じでした。

しかしWCD事務局の人に会って、ようやくその実態を飲み込むことができ、中目黒村美化委員会として参加を表明する他、NPO海さくらを紹介し事務局も参加者を増やしていきました。


私は水中カメラマン/フォトジャーナリストとして主に太平洋の島国ミクロネシア連邦に赴いています。
そこでWCDにミクロネシア連邦からも参加できないかと思い、現地で環境活動をおこなっている麗澤大(南柏)の学生らとコラボし、さらには現地の人々などをまじえて2018年9月にはミクロネシア連邦ポンペイ島からWCDに参加しました。
さらには2019年、ポンペイの隣のコスラエ島にも波及し、そこからも参加!


2019年ポンペイでの活動


2019年コスラエでの活動


ミクロネシア連邦など島国には元々ゴミという概念がありません。なぜならば棄てた物は自然に還るという考え方が残っているからです。以前は食器はバナナの葉で手づかみで食事をとり、食べ残しはそこらへんに棄ててもまったく問題ありませんでした。


しかし戦後、プラスチック製品をはじめ、缶など自然に還らないものが島に入ってきたことで状況は一変しました。
私はそのような状態を何とかしたいと思い現地からもWCDに参加するようになりました。しかし「何とかしたい」とは私個人の勝手な思い込みかも知れませんし、地元の人はどう思っているか不明です。正直私の活動を大きなお節介と思っている人もいることでしょう。
そこでなるべく多くの現地人に参加をうながし、何とか活動をすることができました。

現在ミクロネシア連邦ポンペイ、コスラエからのWCD参加はできていませんが、中目黒村美化委員会は順調に毎年参加しています。

太平洋の島国のゴミ、都市のゴミと、同じゴミでもその土地によって性質は変わってきます。
ぜひみなさんもWCDに参加してみてください。

ミクロネシア連邦ポンペイ、コスラエからのWCD参加については以下をご覧ください。

また今年は中目黒(美化委員会のある東京)と気仙沼(階上中学校、松岩中学校)×石巻(北上中学校)×インドネシアの学生とをオンライン座談会を当日の15時から開催いたします。

東京、港町、海外とそこにあるゴミの特色は違うと思いますので、ぜひそれを知ることの出来る場になれば良いですね。
開催場所は以下になります。


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