感じる心

自分は自他共に認める凡人ですが、それでも、自分の性格に助けられたと思うことがあります。

それは、「好奇心を大事にする」ということです。

自分は20歳くらいまで、東北の田舎で育ちました。
今のようなインターネットもない時代
で、世の中の流行を知る手段と言えば、テレビや雑誌などに限られ、ひどく閉ざされた世界の中で暮らしていました。
あまりテレビを見る方ではなかったのですが、中学のときに、ある衝撃的なテレビ番組に出会います。
それは、ベストヒットUSAという、海外の音楽を紹介する番組です。
海外の音楽そのものや、プロモーションビデオという手法が新鮮で、心を鷲掴みにされました。
それ以来、30年以上、海外の音楽を聴き続けることになります。
音楽を聞いたからといって、誰に褒められる訳でもなく、得することもないのに。
自分でも、その行動が謎だと思います。

何ゆえ、そのような行動にいたるのか?

自分なりに分析してみると、

田舎で育ち、文化的なことに対する渇望感があったこと。

そして、好みの曲と出会えたときの感動と高揚感。

その感覚を得たいがために、行動しつづけられたのではないかと思います。

そして、同じような趣味の人に出会うことで、共感し合えることにも繋がります。

小さな輪が大きな輪になっていく喜びを感じること。

その感覚をいつまでも忘れずに持ち続け、たくさんの人と分かち合っていきたいです。


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