見出し画像

通勤「時間」を有効に活用することが会社にも会社員にも大切です

皆さんは通勤にどのくらい時間をかけていますか?またその手段はなんですか?

コロナ禍のおかげで、自転車で通勤する人が増えているとかいう話も聞きます。私は電車で通勤していますが、普通に混雑していますよね。

通勤に掛かる費用については、多くの会社が手当として実費支給してくれていると思います。中には、経路をうまく!? 偽って差益を得ている人もいるかもしれません。電車通勤で届出て、自転車で通勤してしまえば、通勤手当が丸々収益になっちゃいますね。会社によっては、それはそれで黙認していたりもしますが、そうやって届と違う手段で通勤していて事故にあったりすると、労災として認められなかったりするリスクがありますね。

通勤に掛かる費用については基本、実費支給という考え方ですので、収入として参入されるのに、実質プラスマイナスゼロのお金です。

ところで、この通勤。時間について考えたことはありますか?どんなに遠くから通っていても掛かるお金は返ってきますが、時間は消費するだけです。

働く上で、あまり気にしていない、あるいは気にしていても手を打っていないところが、この通勤「時間」の部分ではないでしょうか。この時間をいかに少なくするか、やむを得なければいかに有効活用するか、とても大事です。

電車通勤だと、お化粧している女性や、新聞を読んでいるサラリーマンなどよく見かけますが、大部分の方はスマホ見てますね。ゲームに興じている方、YouTubeを見ている方、ドラマを見ている方など様々です。座れればまだいいですが、立っていると疲れますしね。自転車通勤では何もできないですね。

電車に乗っている時間が、例えば片道15分だとして、往復30分。月に22日出勤すると、11時間です。年間では132時間になります。これだけの時間、ゲームしてていいですかね?例えば資格試験の勉強時間の目安で見ると、FP3級を取得するのに必要な勉強時間が100〜150時間と言われています。この通勤時間をこの勉強に当てると、FP3級が取れちゃいます。

もしこの時間仕事をしたとしたらどうですか?時給1,500円だとして、198,000になります。働けばこれだけの収入になる時間を捨ててしまっていることになります。通勤時間をゼロにすることは難しいと思いますが、少しでも短く、少しでも有効に使いたいものです。


最近では、オフィスの近くに住む人に手当てを出す会社が出てきています。会社の最寄り駅から1駅以内の場所に住んだら、住宅手当として2万円とかもらえます。遠くから来る人には実費の交通費だけです。

これ、よく考えてみると会社にとってどちらが貢献してもらえるかという点で見るととても理にかなっています。通勤で使う労力が小さくなる分仕事に集中出来て生産性アップが望めますし、トラブルが発生した時にすぐに出勤できます。支給するべき交通費が少なくなりますから、手当てを払っても支出が抑えられます。働く側も近くに住んだ方が、時間を有効に活用できますから、メリットが大きい。その上手当がもらえたら、住居費が節約できる。これこそWINーWINです。

遠くから来る人に手当てを払うのが普通でしたが、お互いにあまりメリットがないことがお分かりいただけると思います。

外食チェーンの様に、異動が頻繁にある業種では引っ越しが頻発してしまうなどが懸念され、メリットとしては少ないかもしれませんが、うまく活用できれば、長時間労働の是正にも繋げられる施策になります。


私達に与えられている時間は1日24時間しかありません。そして、止まることなく過ぎ去っていきます。限られたこの資源をいかに有効に使うか。働き方と同時に考える必要もあるのではないでしょうか。

自戒を込めて

岡本昌巳

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?