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渋谷ジャパニーズカレーフェスティバルプレゼン|東京マサラ部が今後やりたいこと

日本のカレーをもっと世界に広げるためには?という問いに対する我々のアンサー。

8/10 OPENING DAY「カレーとジャパンカルチャー」JAPANESE CURRY WORLD SUMMIT 2024にて「ニッポンカレー拡張計画」をお題にプレゼンさせていただきました。

東京マサラ部は日本にインドをつくる、つまり"日本のインド料理文化の創造"を目指しています。インド料理の文化が日本に深く根付くことで結果的に 日本のカレー文化も拡張できると信じています。


マサラ部の関連リンク。
シナジーを感じることがあればご連絡ください。



東京マサラ部自己紹介

もともとはシェアハウスからスタートし「東京マサラ部員」の仲間たちもたくさんできました。
「東京マサラ部」名義としては、現在カレー哲学マサラ部屋親方の二人で活動しています。


問い:日本のカレーをもっと世界に広がるためには?


東京マサラ部がこれからつくりたいインド 

日本の食文化にもっともっとインド料理を深く根付かせ、日本のインド料理文化を日常の選択肢として定着させることが、東京マサラ部のやりたいことです。

東京マサラ部としてやりたいことの妄想を最大限に膨らませてみました。

インゼリヤ

「インゼリヤ」は、サイゼリアのように日常的に利用できるカジュアルなのに本格的なインド料理レストラン。日本のインド料理文化をさらに深化させるため、インド料理をもっと身近にし、多くの人々にとって選びやすい選択肢とすることを目的としています。これにより、インド料理が日本の日常食として定着することを目指しています。

マサラボ - インド料理の研究施設

「マサラボ」は、インドの伝統的な調理器具に加えて最新の調理技術や設備を活用し、新たなレシピを開発するためのキッチンラボです。インド料理関係者が広く使えるような施設でレシピ収録のスタジオを兼ねます。


給食でインド料理を普及

洗脳というと穏やかでないですが、学校給食にインド料理を取り入れることで若い世代にその魅力を教育できたらいいなとおもっています。特にベジ料理と手食を異文化体験として授業に取り入れられたらインド料理が日常の選択肢となり、将来的にはインド料理の認知度がさらに向上すると考えています。


マサラ農園

日本の気候がインドに近づいて、インド人ももはや日本の方が暑いと言っています。スパイスやインド野菜、バナナなどインド料理に欠かせないものを国内で生産するという夢があります。スパイスの国内生産は技術的には可能なようですが需要と供給の関係上、価格がかなり高くなってしまうことが問題ですね。


インド料理版CookDo

MasalaDoを作りたいです。レトルトカレーは素材を足してアレンジしたりすることが難しく、スパイスキットは日常的なものというよりは趣味のものに止まっています。

中華料理のように、本格的な材料や機材は揃えないけど家庭で野菜を切るだけでインド料理を作れるような簡単な調味料があればいいですね。ちなみにこれはインドのナス料理、ハイデラバーディバガラベイガンと書いてあります。


まさらぶ!

シェアハウスでインド料理を作り続けた三年間はまるでアニメのようだったなと、振り返って思います。人はインド料理作りを通して成長したりしなかったりします。

興味を持つ入り口として、インド料理を紹介しながら料理も学べるような親しみやすいアニメを作りたいですね。すでにプロットを書き始めています。


マサランド

今まで計3回開催しましたが、あらゆる角度で楽しめるインド料理好きのための総合エンタテインメント施設、マサランドをつくりたい。インド料理を中心にしながらもインド文化を体験できたりスパイスの勉強ができる場所があるといいですね。


ここ一年で東京マサラ部がつくってきたインド

昨年のプレゼンからやってきた活動のご紹介です。


沖縄食材を活用したミールス会

東村にご招待いただき、青年会と協力して沖縄食材ととれたてのバナナリーフを使ったミールスを作りました。沖縄ではインド料理にも使われるような南国の食材がたくさんあり、月桃やカラキなどの土着のスパイスもあります。地元の生産者さんたちにもご協力いただきながら多品種のミールスを作り上げ、地元の人たちに食べていただきました。


マサランド戸越 Vol.ZERO

カレー細胞さんにお声がけいただき、戸越キャンパスフラットにポップアップマサランドを開催しました。昨年のジャパニーズカレーフェスティバルではマサランドに絞ってお話ししたのですが、すぐにお声がけいただいて実現しました。パールシーのフレディーマーキュリーが食べたかもしれないカレーを提供し、インドからの実況中継やインドダンス大会、ATSU ATSU !! Parotta体験会などのコンテンツを用意し、1日だけでしたが戸越にインドをつくりました。


食文化戦略会議

京都のゲームスタジオスケルトンクルースタジオさんにお声がけいただき、フルバナナリーフミールスを食べていただきながらインド食文化の話を聞いていただく会を開催しました。京都を中心に社長さんや経営者など錚々たる方々にお集まりいただき、インドの食文化についてレクチャーさせていただきました。


トーキョーマサランド@渋谷さくらステージ

この7月末に開業したばかりのShibuya Sakura Stageですが、開業前の初イベントとしてトーキョーマサランドを開催させていただきました。オリジナルテーマソングも用意し、インド料理のフード出店や物販、トークイベントやダンスステージ、ライブなど盛りだくさんの内容でした。

3日間の開催で多くの方々にお越しいただくことができました。今後はもう少し暖かい時期に開催し、インド料理研究の祭典として毎年の風物詩にしていきたいです。


印度乳業プロジェクト

世界一の牛乳大国インドにヒントを得たミルクプロダクトを通して、日本に新しい牛乳文化を提案します。吉祥寺で100年続く牛乳屋「武蔵野デーリー」さんと東京マサラ部のコラボレーションプロジェクトです。

インドにはチャイやラッシーだけではない、牛乳を加工した食品がたくさんあります。全国のこだわりの牛乳「クラフトミルク」を、インドエッセンスを取り入れた調理法を試しながら、新たな魅力を発見し伝えていく取り組みです。

東京と京都の二拠点で活動中。哲学は京都で屋台を引き、チャイを販売して学費を稼いでいましたがインド研修のため一旦お休み中です。


インド100のレシピ集

インド各地の地域別のセットミールを比べて食べられるレシピ集を作っています。インドの中から17の地域の料理プラスαをピックアップし、セットミール形式で作れるよう100以上のレシピを幅広く取り上げたレシピ本です。

このほかにも京大カレー部とカレー対決したり、ジェラート屋さんやまぜそば屋さんとコラボしたり、色々な活動を展開してきました。共通するのはインドをつくる、ということなのですが今後は活動をさらに加速していきます!


今後つくりたいインド

東京マサラ部今後役割分担を決め法人化を目指しています。
さらなる活動の加速を計画しています。

親方は料理主任としてインド料理店で修行しつつ、マサラ部の研究成果を発表するための定期的なポップアップレストランの準備を進めています。ポップアップレストランでは、毎回異なる地域のインド料理をテーマにし、その地域の食文化を含めてご紹介します。

哲学はインド主任として京都大学の大学院でインド料理の研究を始めました。来月からまたインドに行ってきます。インド現地での調査を通じて、最新のトレンドや技術を学び、それを日本に持ち帰ります。

東京マサラ部の目標は"日本のインド料理文化の創造"です。

日本ではフレンチ、イタリアン、中華などの料理は独自に盛り上がり、日本なりの文化となっています。それに対してインド料理は本国もまだまだ大きなポテンシャルがあり、ここ10年も経てば大きな盛り上がりがあると考えています。

日本のインド料理をアップデートし、日本から新しい形のインド料理が生まれるようになる。それこそが、海外の文化を取り入れて独自に進化し続けてきた「ニッポンのカレー」をさらに強化し、やがて世界へ発信することにもつながると考えています。




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