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「What’s your biggest challenge? 」Berkeley SkyDeck、2週目。

Berkeley SkyDeckの2週目が終わりました。11月、2週間前に比べるとさすがに冬が近づいて寒さが増してきたと感じます。5年前と同じコートを着て、Berkeleyの街を歩ています。アクセラレーターでの日々の講義ではリーガルやファイナンス、PMFなどスタートアップのライフサイクルに関して講師の方々から色々と学びがありましたが、それ以上に(もちろん講義は講義で素晴らしい内容でした!)Berkeley SkyDeckを通じて起業家や投資家の方々、大学の先生や政府関係の方々など、ベイエリアの出会いを通じて得たものがたくさんありました。Berkeley SkyDeckの環境の中で、卓越した素晴らしい講師の方々との接点、また一カ月以上もBerkeleyに滞在するという、人生の中でもなかなかできない貴重な経験をさせて頂いていると感じます。

さて、今回2週目を経て感じた3つのポイントでお伝えできればと思います。当初想定していたBerkeley SkyDeck自体のValueはいい意味で想定通りでしたが、それ以外にも様々な気づきがありました。総論としてはBerkeley SkyDeckへの参加は良いことづくめです。また、今回Berkeley現地で受講しているのですが、これは本当に正解だったと感じています。In Personだからこそ出会えた人々がたくさんいました。円安で物価は決して安くはないと感じますが、圧倒的にそれ以上の価値があると感じています。

それでは、以下、2週目を経て感じた3つのポイントとなります。

1:日本のスタートアップへの期待
2:専門分野以外も含めた好奇心の大切さ
3:自分の頭で考える事

1:日本のスタートアップへの期待

まず、Berkeley SkyDeckの日々の中を通じて「日本への期待」を感じました。これは当初はあまり想定しておらず、意外な気づきでした。Berkeley SkyDeckのアドバイザーの方や、米国のアクセラレーター関係者において、「ぜひ色々日本発のスタートアップの話を聞かせて欲しい」「これから日本のスタートアップと米国の大学を繋げていきたい」といった声を頂く事が多く、日本のスタートアップへの期待が高いと感じました。

様々な方々から日本発のスタートアップに対して、今後の連携の可能性のご相談を頂きました。Final Aimは米国本社、日本支社のスタートアップですが、バークレーに来る事で、日本発であるからこそ提供できる価値がある、ということに気が付けたのは大きな気づきでした。

たくさんのノウハウやネットワークをBerkeley SkyDeckを通じて手に入れる事が出来ましたので、今後は、今回お世話になっているJETROを始め、UC Berkeleyや大学の関係者等、まだまだ微力ではありますが、ご恩返しとしても様々な形で日本のスタートアップ界隈にも貢献が出来ればと考えております。

Berkeley SkyDeckにて


2:専門分野以外も含めた好奇心の大切さ

次に、UC Berkeleyの先生方やBerkeley SkyDeckの講師の方々との出会いを通じて、専門分野以外も含め他「好奇心」の大切さを感じました。大前提として、専門分野のレベルが世界水準なのエスが、Berkeley SkyDeckの講師の方々が専門領域と好奇心を踏まえた幅広い経験の両方を持っている事による視点、視座が勉強になりました。

例えば、デザイナーのキャリアの方がコードもかけてファイナンスが出来る、といった事がありました。複数領域にまたがるスキルと経験なのですが、どれひとつとってもトップレベルで驚きました。また、語学を教えていらしゃる方が製造業領域とAIに関する専門知識を有している、といった事もありました。そうした方々に日々お会いさせて頂く中で、日本におけるキャリアプラン・ライフプランとUC Berkeleyの方々のキャリアプラン・ライフプランの対比は勉強になりました。

UC BerkeleyはBerkeley SkyDeckから徒歩5分程度。

3:自分の頭で考える事

最後に、「自分の頭で考える」ことの大切さを感じました。Berkeley SkyDeckは素晴らしいアクセラレータープログラムですが、基本は講義が中心の為、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変える」といったスタンスは前提だと感じました。なにもしないでBerkeley SkyDeckが助けてくれるわけではなく、自ら機会を掴みに行くのが大事だと感じています(もちろん、前提として素晴らしいサポートがあります!)ガイダンスでも「自分の頭で考えるように」というメッセージはしっかりと伝えられており、受け身のスタンスで受けるものではないと感じました。

San FranciscoはBerkeleyからBARTで30分程の距離。

以上、2週目で感じた3つのポイントでした。

ただ、上記3つ以上に印象に残ったのがUC Berkeley出身の方から問われた

「What's your biggest challenge?」

という問いでした。ベイエリアの鍛えられた百戦錬磨の方に対して、自分自身の挑戦の大きさを問われ、その場でうまく答える事が出来ませんでした。I米国NASDAQのIPO経験者やM&Aの経験者はそこら中にいて、素晴らしいVCの方々にも普通に会える環境下の中「What's your biggest challenge?」に対して自分自身何をもっとも大きな挑戦として回答するか?というのは、本質的な問いだと感じたからです。

「challenge」をどう定義するか?という論点もあれば、「biggest」に関して、何を基準に捉えるか?という切り口もあり、ひいては今どのような大きさの「challenge」をしているのか?という観点もあると感じました。

Berkeley SkyDeckの今年のプログラムが終了する前には、もう一段成長して、この問いにシャープに回答出来るようにしておきたいと思います。

Cafeでは様々な出会いがありました。


来週からは3週目がはじまりますが、挑戦者として、Berkeley SkyDeckを中心にお伝えできればと思います。

※備考
Final Aimが採択されたのは米国カリフォルニア大学バークレー校発の世界的なスタートアップ アクセラレータ プログラム「Berkeley SkyDeck(バークレー・スカイデック)」となります(本プログラムは、日本貿易振興機構(ジェトロ)が内閣府や経済産業省とともに展開する「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」のDeep Tech (IoT/Robotics/Mobility/Cleantech and others)コースの一環)。

株式会社 Final Aim 会社概要
会社名:株式会社Final Aim(Final Aim, Inc.)
所在地:米国、日本
事業内容:デザインとデジタル製造業領域を中心としたブロックチェーン事業
ウェブサイト:https://final-aim.com



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