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2022年Final AimのBerkeley SkyDeckの振り返り

Final Aimの朝倉です。今回はFinal AimのBerkeley SkyDeckの2022年の振り返りとなります。総論としては、まだ100名ほどの投資家へのPitchの場となるDemo Day前であり、2023年もBerkeley SkyDeckはプログラムが続くのですが、2022年の時点においても、大変有意義な内容だと感じました。

2022年12月に頂いたBerkeley SkyDeckカップ、愛用しています。

まず最初に前提条件を共有させて頂きます。

前提:
・Berkeley SkyDeckはJETRO経由での参加
・Berkeley SkyDeckはIPPでの参加(出資無しのプログラム)
・リモートではなく、現地でのIn Personでの参加

Final Aimは今回JETRO経由でBerkeley SkyDeckに参画しています。JETROの方々にはサポート頂いており、大変助かりました。また、Berkeley SkyDeckはIPPのケースと、そうではなく出資前提のコースがありますので、この点はご注意頂ければと思います。本noteの記載はFinal AimはIPPという出資無しのコースとなります。また、今回のBerkeley SkyDeckはオンラインでもオフラインでもどちらでも参加可能でしたが、Final Aimは現地のBerkeleyでIn Personにて参加しております。プログラムの一部はIn Person限定の内容となっており(例えばa16zの講義など)、個人的には費用と工数がかかってもIn Personでの参加がお勧めです。

さて、上記を踏まえて2022年のBerkeley SkyDeckの振り返りですが大きくまとめると以下3つに集約されると感じました。

1:Berkeley SkyDeckのエコシステムの強靭さ。DAOのようなファンコミュニティ。

2:Berkeley SkyDeckのAdviserのレベルの高さ。そして、プロボノでの活動について。a16zのパートナーをはじめとした、シリコンバレーのトップクラスの人材との出会い。

3:シリコンバレーのトップアクセラレーターレベルでの思考の深さと解像度の高さ。

1:Berkeley SkyDeckのエコシステムの強靭さ。DAOのようなファンコミュニティ。

「1」に関してですが、基本Berkeley SkyDeckに参加したスタートアップに対してはUC Berkeleyのアルムナイの方々まで含め、好意的にサポートして頂けました。Berkeley SkyDeckのAdviserだけでも400名以上の方々のサポートがありますが、関係者がみなBerkeley SkyDeckに愛着を持っていると感じました。私がBlockchain領域のスタートアップを経営しているからかもしれませんが、自律分散的な活動に近く、DAOのようだと感じました。コミュニティに対する愛着があり、そこに人が集まってくるという構造で、しかも歴史があるという点では極めて強固なベイエリアのエコシステムだと感じました。

BeBerkeley SkyDeck Executive DirectorのCaroline Winnettと(右)

2:Berkeley SkyDeckのAdviserのレベルの高さ。そして、プロボノでの活動について。a16zのパートナーをはじめとした、シリコンバレーのトップクラスの人材との出会い。

「2」に関してですが、シンプルにプログラムの協力者のレベルが高いと感じました。わかりやすいところではa16zの方々が3名参加するセッションがあったのですが、In Personでa16zのパートナーとお会いできる機会というのはそうそうあるものではなく、大変貴重な経験でした。Berkeley SkyDeckに参加することで、目の前でa16zの方々とお会いできたのは、一次情報として彼ら、彼女たちの生の声が聴けた事は大きく視野の広がるひと時でした。リーガル、マーケティング、プロダクトといった内容に関しても素晴らしい方々との出会いの日々で、大変刺激になりました。

3:シリコンバレーのトップアクセラレーターレベルでの思考の深さと解像度の高さ。

「3」に関しては、Berkeley SkyDeckが求める志向の深さ、広さがあります。プログラムの内容はファイナンスやマーケティング、ストーリーテリングやプロダクト開発等、一般的な項目なのですがその内容の深さ、広さが圧倒的に凄いと感じました。例えば、シンプルに「誰の?」「どんな課題を?」「どう解決する?」といった問いに対する解像度の高さが、抽象度の高い内容から具体的な内容まで一気通貫した深さと広さを求められる、といったものになります。この点は、ベイエリアのスタートアップの水準で、深く、広く求められると感じました。

UC Berkeleyが一望できるBerkeley SkyDeckからの景色

上記3点が、Berkeley SkyDeck参加の振り返りとなります。

以上、「2022年Final AimのBerkeley SkyDeckの振り返り」でした。いかがでしたでしょうか? 引き続きBerkeley SkyDeckに関して書き続けていきたいと思います。

株式会社 Final Aim 会社概要
会社名:株式会社Final Aim(Final Aim, Inc.)
所在地:米国、日本
事業内容:デザインとデジタル製造業領域を中心としたブロックチェーン事業
ウェブサイト:https://final-aim.com

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