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青春の必須科目「明菜史」全13曲

キャッチコピーは“青春の必須科目「明菜史」全13曲”
1986年4月1日にリリースされ、約77万枚の売り上げを誇るベストアルバム 。
ジャケ写の明菜がめちゃくちゃクールでカッコイイ!
ノッテル明菜だね。
 
では、当時の総合(CD+LP+CT)アルバム年間トップ5をみてみよう。
1位 安全地帯:『安全地帯Ⅳ』
2位 KUWATA BAND:『NIPPON NO ROCK BAND』
3位 レベッカ:『REBECCA Ⅳ~Maybe Tomorrow~』
4位 松任谷由実:『DA・DI・DA』
5位 松田聖子:『SUPREME』
明菜の『BEST』は6位だけど凄いことだよ。
では『BEST』に収録されている作品を見てみよう。

M1:スローモーション
1982年5月1日リリース 
総売上は17万枚
記念すべきデビューシングル!
キャッチコピーは“ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)!
この楽曲は、来生えつこ・来生たかお姉弟作詞・作曲、船山基紀が編曲を手掛けた。
20年後リリースしたセルフカバーベストアルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』では大人の魅力でこの楽曲を歌っているので、ぜひとも聞き比べて欲しい。
 
M2:セカンド・ラブ
1982年11月10日リリース
総売上は77万枚
キャッチコピーは“少女は、ふたたび恋をする”
ザ・ベストテンでは“新女王誕生の予感”と言われた。
それはデビューして間もないのに8週連続1位を記録したからだ。
2021年朝日新聞が行った明菜の好きな曲ランキングでは4位と幅広い層から支持を集めている。
ジェジュン、来生たかおさんら多くの方がカバーするのもうなずける。
繊細な乙女の心境を歌った中森明菜シングル最大のヒット作。
 
M3:トワイライトー夕暮れ便りー
1983年6月1日リリース
総売上は43万枚
キャッチコピーは“さりげなくドラマティック・・・”
明菜がTVでキーが高いところがあり難しい曲と言っていた。
歌詞の世界観は純情な乙女心を切々と綴った感じかな。
ザ・ベストテンでは1位を記録。
オリコンは「探偵物語/すこしだけやさしく」薬師丸ひろ子に阻まれ惜しくも2位。
 
M4:北ウイング
1984年1月1日リリース
総売上は61万枚
作曲担当した林哲司さんは明菜からの指名だそうだ。
この曲から曲作りに明菜が積極的に関与していった。
オリコンでは初登場2位だったがザ・ベストテンでは1位を獲得。
🎵不思議な力で~~~とどこまで伸びるかが話題にも。
キャッチコピーは“地球の果てまで明菜人(あきなじん)”


M5:サザン・ウインド
1984年4月11日リリース
総売上は54万枚
オリコンとザ・ベストテンでともに1位獲得
キャッチコピーは“南回り明菜直行便”
作詞は来生えつこさん、作曲は安全地帯の玉置浩二さん、編曲は瀬尾一三さんという布陣で挑んだ明菜8枚目のシングル。
明菜のボーカルはこれまでと打って変わって可愛らしさに溢れている。
ザ・ベストテンのセットは曲に合わせてリゾートを感じさせるものが多かった。
 
M6:SAND BEIGE―砂漠へー
1985年6月19日リリース
総売上は46万枚
オリコン1位獲得だったが、ザ・ベストテンはチェッカーズに阻まれ5週連続2位。
キャッチコピーは“こころが渇いたら、明菜。”
明菜、砂漠へ向かう。場所は中近東。TV歌唱の時はアラブ風衣装を纏い歌う姿は今でも記憶に残る。
1985年9月11日放送の『夜のヒットスタジオDELUXE』でB面の「椿姫ジュリアーナ」を披露した。
 
M7:SOLITUDE
1985年10月9日リリース
総売上は34万枚
彼と別れ一人都会のビルから街並みを眺める明菜。
キャッチコピーは“都会の夜の孤独。しみるよ・・・明菜。”
作詞は湯川れい子さん、作曲はゴダイゴのタケカワユキヒデさん、編曲は中村哲さん。今作は新たな明菜を僕らに魅せてくれた。
第11回全日本歌謡音楽祭金賞、最優秀歌唱賞、第16回日本歌謡大賞放送音楽プロデューサー連盟賞などを受賞した。
 
M8:ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕
1985年3月8日リリース
総売上は63万枚
キャッチコピーは“囁くまえに、抱きしめて・・・ミ・アモーレ“
レコード大賞はじめとする各歌謡賞を総なめした明菜の代表作。
作曲はラテン・フュージョン界の大御所、松岡直也さん。
B面の「ロンリー・ジャーニー」は「う、ふ、ふ、ふ」などをヒットさせたEPOさんが担当。こちらは都会から逃げる恋人たちの恋愛模様が描かれている作品。
 
M9:飾りじゃないのよ涙は
1984年11月14日リリース
総売上は63万枚
キャッチコピーは“明菜の中に無限の宇宙を見た”
2021年朝日新聞が行った明菜の好きな曲ランキングでは堂々1位を飾った名曲。
作詞、作曲は井上陽水さん。編曲は萩田光雄さん。
ブギウギ調のリズムの乗せ、歌う明菜はかっこいい。
ザ・ベストテン年末豪華版ではマイケル・ジャクソン「スリラー」風のセットとゾンビダンサーを従えて歌う明菜は印象的だった。
 
M10:十戒(1984)
1984年7月25日リリース
総売上は61万枚
キャッチコピーは“明菜は時代のモーゼになった”
作曲はなんと日本が誇るギタリスト、高中正義さん。
ストレートなロックサウンドは爽快だ。明菜とロックはもうしびれる!
作詞は売野雅勇さん。ツンデレの女性の心理描写がまた惹きつけられる。
 
M11:禁区
1983年9月7日リリース
総売上は51万枚
キャッチコピーは“いつだって、スリリング!”
ザ。ベストテンでは9位でランクし、翌週、1位を獲得するほどの勢いがあったナンバー。
作詞家売野雅勇さんと作曲家細野晴臣さんの才能が混ざり合い、明菜のパワーが激突した意欲作。
この楽曲で第34回NHK紅白歌合戦に初出演した。
 
M12:1/2の神話
1983年2月23日リリース
総売上は57万枚
キャッチコピーは“時代がドキドキしてる”
ザ・ベストテンでは「セカンド・ラブ」に迫る7週連続1位という記録を叩き出した。
明菜神話、開幕だ!
作詞は売野雅勇さん。作曲は「そして僕は途方にくれる」がヒットした大沢誉志幸さん。
ギターの音色がたまらない作品。
ちなみ、このシングルは2種類のジャケ写が存在する。
 
M13:少女A
1982年7月28日リリース
総売上は39.6万枚
キャッチコピーは危険な素敵が、してみたい・
2021年朝日新聞が行った明菜の好きな曲ランキングでは2位。
ザ・ベストテンにはこの曲が初のランクインとなる(9/16付)
明菜のパワフルな歌い方がたまらない!
余談だが、明菜の「少女A」にインスパイアされた女優、五月みどりさんが歌う「熟女B」という曲がある。
 
2022年、デビュー40周年を迎えた中森明菜。
ここで紹介した「BEST」はデビューからレコード大賞受賞曲までの軌跡が楽しめる。
美空ひばりさんから始まった戦後歌謡曲の担い手、中森明菜を今だから聴いてほしい。


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