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ウィンドサーフィンから学んだ6つのこと

お友達に誘ってもらって、
はじめてのウィンドサーフィンに行ってきました!

憧れているのに触れることができなかった世界

マリンスポーツにずっとずっと、憧れていました。
だって、私は海が大好きだから。

でも、なんで挑戦してこなかったのか。
それは…海がこわかったから。

私は子どもの頃に港街に住んでいて、
港から世界中に繋がる感覚が、
なんとも言えずワクワクして、
海の向こうの世界に想いを馳せていたのでした。

でも、一方で、
海の中に入ると、とても深く、
いつ飲み込まれるか分からない恐怖を感じる。

深くなればなるほど、光が届かなくなり、
呼吸もできず、
人間が生きていくことのできない世界が広がる。

沖縄でシュノーケリングをした時も、
あまりの海の美しさと、それと同時に感じる
あまりの力の大きさに恐怖を感じ、全身攣ってしまった。

潜れば潜るほど、回数を重ねる度に、
呼吸が深くなりすぎて、
ギブアップしてしまったのでした。

①地球(マザーガイア)と一体化する感覚

みんなでウェットスーツに着替えて、いざ海へ。

まずは浜辺で、サーフボードのどこに立つのか、
どのようにセイルを立ち上げるのか、
どのように風を受けて進むのか教えてもらい、
シュミレーションをしました。

説明を聞いて見て、頭で理解できる部分と、
理解できない部分があって、

実際にやってみないと、
風によってどう反応するのかが、
想像もつかなかった。

陸上でのシュミレーションも早々に、
海の中に入ることになった。

・・・つ、つめたい!

4月の海水温は、まだ冷たかった。

身体は水温の低さに反応して、
全身が縮こまる。

そして、同時に、
海への恐怖心が頭の片隅をよぎった。

そこで私は、こう思いました。

「もっと、海と仲良くなろう。」

私は「ソウルケア」という概念を学びながら、
人はいずれ土となって地球に還っていくという、
マザーガイア(地球)との契約があることを知った。

いずれ、一体化する自分と地球。

「飲み込む側と、飲み込まれる側」
という関係性ではなく、
「もう、全て、一緒なのだ。」という世界。

その世界に身を置こう、
この世界と一体化しよう、
全て、繋がっている。
私はもう、海の一部なのだという感覚。

②精度の高いモデリング

いざ、海の上でボードに上がろうとすると、
見た目よりも波を感じます。

結構、揺れるな。

でも、思いきって、
ボードの上に上がりました。

先生のアドバイスにしたがって、
膝を曲げて、波の揺れを吸収します。

教えてもらったように、
ボードの上に足を配置し、
セイルを持ち上げながら、
まずは安定するのを待ちました。

足の位置や、
セイルと身体とのバランス(保つ角度)、
手の位置などは、教えてもらった通りにします。

NLP(実践心理学)を学ぶ中で、
人の動作、1つ1つを観察する力はついていました。

先生が陸上で見せてくれた時の、
身体の使い方と、
完全にシンクロさせるように再現します。

もちろん、完全ではないのだけど、
意識的には、精度高く、
完全にモデリングすることを目指しました。

すると、
風に乗って、勝手にボードが進み始めました。

③ネガティブな感情に気づき対処すること

思ったよりもスムーズに乗ることができたので、
先生の判断で、
私は、2人のお友達とは離れて、
今回がウィンドサーフィン2回目という
外国人(アシュリー)とペアで、
練習することになりました。

私は、別の先生とアシュリーの元へ
移動しました。

アシュリーが上手に乗っているのを見た後、
自分の番に。

でも、
さっきのがビギナーズラックだったのか、
なかなか上手く、乗れません。

そもそも、ボードの上に、
スムーズに乗れません。

「ちょっと波が出てきたからね。」

先生はそう言ってくれました。

でも、私は自分の中に、
「不安」な気持ちがあることに気づきました。

お友達と一緒だった時は、
ただ単に楽しくて「好奇心」の塊だった。

だけど、知らない人とペアになって、
どうも「緊張」と「不安」が
出てきていたのでした。

私はそれに気づいたので、
その無駄な「不安」は捨ててしまおうと考えました。

「I can do it.」

そう、小さく呟いて、
再びボードの上に上がりました。

また、スムーズに乗れるようになりました。

一度「不安」を捨ててしまった後は、
もうボードの上に上がり、
セイルを立ち上げるところまでは、
当たり前にできるようになりました。

感情によってパフォーマンスが変わる。

それを実感しました。

ある程度、風に乗って進んだ後は、
方向転換をして、
今来た道を戻ってこなくてはなりません。

チームメイトのアシュリーが
先生から教えてもらっていたように、
セイルの位置を変更しました。

ここでも完璧なモデリングを目指しました。

うまくボードが方向転換し始めたので、
身体の位置もボードの反対側に移動させ、
まさかの1回目で、
水上で方向転換することができました。

すごいな、わたし(笑)

④上手くやろうという執着を手放す

少し上手く乗れるようになった後、
実は油断して、
すぐに海に落ちてしまうことが続きました。

おかしいな…。

さっきはできたもん!
私はもうできるもん!
もっと沢山、もっと遠くまで進みたい!

そうやって、
欲が出てきた途端に、
身体に力が入りすぎることが多くなりました。

力づくでセイルをコントロールしようとするから、
逆にバランスを崩します。

視線も近くばかり見ていることに気づきました。

あぁ、力んでるな…。

そうだ、いったん、力を抜こう。

全ての欲を手放そう。

ニュートラルな自分を取り戻そう。

そうして、
ボードの上でセイルを立ち上げた後は、
少し脱力して、ただ波を感じるだけにしました。

すると、
自然とセイルが風を受けて、
前に進み出したのでした。

⑤上達したければ、先生のアドバイスに従う

私はもっと上手に乗るようになるには、
どこに視線を持っていけばいいのか、
分かりませんでした。

ただバランスを取るだけであれば、
視線を遠くに送る方が上手くいきました。

でも、いざ風を受けて
進み始めると、ただ視線を遠くにしていても、
途中で倒れます。

そこで、先生に聞いてみました。

「視線はどこを見ていればいいですか?」

「遠くを見ていた方がいいですか?」

すると、先生は、
波がどう近づいてくるのか、
視野に入っていた方がいいことを教えてくれました。

つまり、視線は
近すぎず、遠すぎず、
あ、波が来るな…
あ、来た来た…と分かった上で、
その波に乗ることを教えてくれたのでした。

予め、波が来るタイミングが分かっていれば、
身体が同時に反応できます。

分かっていなければ、
波が身体に触れた時点から
軸を調整することになり、
やや身体が遅れて反応します。

なるほど、視線の置き方が分かりました。

⑥フロー状態に入ること

私はたぶん、
瞬間的にフロー状態に入ることが得意です。

こうやって、
常に自分の内部と対話しているので、
徐々に外からの刺激を受けにくくなります。

自分でも気づかないくらい、
“いまここ”の世界に没入していきます。

「絶対できる!」
「もっとできる!」
「悔しい!」
「くっそー!」
「やった!できたー!!!」

私はどうやら、
すごく負けず嫌いのようなのです。

過去、尊敬するマスターコーチにも、
そのようにフィードバックを
してもらったのですが、

基本的に、「わたしはできる。」
そうやって、自分の可能性について、
信じているのです。

「わたしはできる。」
「みんなもできる。」

それが、私のNLPコーチとしての
基本的なスタンスなのだと思います。

おわりに

まとめてみると、
こんなに沢山のことを経験していたのかと、
驚かされます(笑)

そして、
どんなに憧れている世界でも、
人に誘ってもらわないと、
まずはどうしたらいいのかという
ファーストステップさえ、
考えつかない(考えようとしない)ものなのだなと、
改めて思いました。

だから、
はじめてマリンスポーツをする機会を
与えてくれたお友達には、とても感謝です。

とっても楽しかったから、
また、海に遊びに行きたいな。

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