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励ましの言葉

病気に限らず、災害の被災者の方々など、辛い思いをしている人にどう声をかければいいのか。

難しいですね。
むやみに「頑張って」とも言えないし、「大変ですね」なんてもっと言えない。

私が自傷をしたときに医師が言ったこと。
「そんなことをしても何も起こりませんよ」
なんという冷酷な言葉でしょう。
そんなことは分かっている。
「でも、そのくらい辛いんです。医者のあなたなら解るでしょう。」
そう言いたかったです。

また、過食に悩んでいるときには人から、
「世界には食べたくても食べられない人がたくさんいるのだから食べられることを喜びましょう」なんて言われたこともあります。

或いは、私が話し始めると、それを遮って、「実は自分もこれこれこれこうで辛くてね」と自分のことを話し始める人もいます。
私の話なんて全然聴いてくれない。
きっと、「自分も辛いから、あなたも頑張って」という気持ちなのでしょう。

せっかくかけていただいた言葉ですが、そういう問題じゃないんです。
他人がどんなに辛い思いをしていても、たとえ、それが客観的に私の辛さより辛く見えたとしても、それは私にとって何の慰めにも励ましにもなりません。

辛さ、苦しさ、悲しさは相対的なものではないと思います。
他人のそれと比べるものではない。
他人が見てどんなに小さなことであっても、その人にとっては大きな苦しみなのです。

では、周囲はどうすればいいのか。
人によるでしょうが、私の場合は普通に接していただきたいです。
そして、私が辛さを吐き出したくなったら、私の話に耳を傾けて欲しい。
それだけです。