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精神障がい者にとってのバリアフリー

今、街では「モノ」のバリアフリー化が進んでいます。

では、私たち精神障がい者にとってのバリアフリーとはどういうものでしょう。
精神障がい者には気分が落ち着いてさえいれば、普通に生活ができる人がいます。
私もそうです。(「普通」かどうかは別として)

その私たちが求めること。

例えば、仕事。
気分が落ち込んでどうしても動けないときには休ませて欲しい、遅刻や早退を許して欲しい。
満員電車を避けられる時間帯に通勤させて欲しい。
仕事中に辛くなったら30分ほど仮眠をとらせて欲しい。
電車の中で気分が悪くなったら、座らせて欲しい。
等々。

また、私生活の部分でいえば、
例えば、コンサートやスポーツなどのイベント。
最近は何ヶ月も先の切符を買わなくてはなりません。
しかし、自分の体調は当日になるまで分かりません。
もし、当日券があればイベントを楽しむことができます。
今も当日券があるものがありますが、何時間も並ばなくてはなりません。
残念ながらそれはとてもできません。

いかがでしょう?
どれも、「何を甘えているんだ」というものばかりでしょう。
でも、これが私の偽らざる気持ちなのです。
今、私は職場や私生活の中で、周囲の温かいご理解のもとに活動ができています。
とてもありがたいことです。
いつまで続くか分からないこの病気、障がい。
この障がいを持ちながら前向きに生活をするにはどうしたら良いのか。
これからも考えてゆきたいと思います。