自分を褒める
私は20年ほど前から毎日、日記を書いています。
日記に何を書くか。
この20年間のうちに内容が変わっています。
単にその日にあった事実だけを書いていた時期。
社会で起こった出来事を書いていた時期。
一つの事象に対して自分がどう思ったかを書いていた時期。
そして、「自分を褒める」言葉を書き添えていた時期。
何でもいい。
どんなに小さなことでもいい。
とにかく自分を褒める。
「今日は体調が悪くて10分しか散歩ができなかった」ではなく、「体調が悪いのに10分も散歩ができた」というように。
「今日は嫌なことを言われて腹が立った」ではなく、「今日は嫌なことを言われて腹が立ったけど、美味しいものを食べて気持ちを落ち着かせた」というように。
メールの返事が来ない。「嫌われてしまったのだろうか」ではなく、「今日は何か用事があって忙しかったんだ」というように。
物事を悪く考えるのではなく、肯定的に、前向きにとらえるための訓練です。
自分がしたことを振り返り、反省することは大切なことです。
でも、その反省の後で、何でもいいから自分を褒めてあげる。
私はまだすべてを肯定的にとらえることはできていません。
特に気分が落ち込んでいるとき。
こういうときこそ、前向きに捉えることができるようになりたいものです。
何年か後にこの日記を見た時に、「あの頃はこんなことで悩んでいたんだ」と笑って見返すことができるように。