見出し画像

双極性障害【今週のこと】

今週は半分しか出勤できなかった。

悔しくてならない。
いくら眠ってもとれない頭の重さ。
睡眠不足がその一つの理由だろうと思うから、毎晩早く床に就いているのに。
一時は夜中にトイレに起きるとそのまま起きてしまうことがあったけど、最近はまた布団の中に戻るようにしている。
それでも変わらない。
朝起きて、仕事に行く支度をしているとだんだん頭が重くなってきて、動けなくなる。
それでも「行かなくちゃ」と思い、服を着替える。
しかし「やっぱり今日はダメだ」と思い、またパジャマに戻る。
それではいけないと思い、また外出着に着替える。
「やっぱり…」とまたパジャマに。
何度これを繰り返すことか。
何分これを繰り返すことか。
その結果、やっとの思いで家を出られることもあり、出られずに仕事を休むこともあり。

仕事が嫌なわけではない。
仕事は続けたい。
働き続けたい。
だから、頭の重さは仕事が理由ではない。
休みの日も同じだから。
朝起きて、何かをしようとすると頭が重くなり、結局コレといったことをせずに一日が終わる。
明日こそ、と思って床に就くが、翌日もまた同じ。

今週、強く思ったこと。
薬は要るのか。
こんなにたくさんの薬を、こんなに長いこと飲み続けているのに、なんの効果もないじゃないか。
先週薬を増やしたのに、ぜんぜん効いてこない。
向精神薬は効き目が出るのに時間がかかるとはいえ、もう10日ほど経つ。
どうせ今度も効かないんだろう。
何をやってもダメなんだ。

最後に気分良く過ごせたのはいつのことだろう。
もう覚えていない。
しかも、そのときも1週間と続かなかったように思う。
あとはずっと頭が重いまま。

以前、主治医に聞いたことがある。
「この病気は一生治らないんですね?」と。
先生の答えは「治らないというよりも、糖尿病などと同じようにコントロールが必要と考えてください。」だった。
要するに治らないんでしょ。
「コントロール」と言ったって、何をどうコントロールすればいいのかが分からない。
コントロールができたらこんなに苦労しない。
それが分からないから辛いんだ。

どんなに睡眠を取ろうが、激しい運動を控えようが、頭の重さはなくならない。
楽しいことが待っていても頭の重さが消えることはない。
親しい友人と話をしているとき、仕事に没頭しているとき、一時的にこの不快感を忘れることができることはある。
でも、そのときだけ。
しばらくすれば、また元通り。

頭が重いから、気分が滅入ってきて、落ち込む。
この頭の重ささえなければ、私の場合は、気分が落ち込むことは少ない。

どうせ生涯治らないんだったら、通院も服薬も要らないんじゃないか。
そんな無駄な努力は必要ないんじゃないか。

そんな思いを強くした今週だった。