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落とし噺の話

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落語と本格的に出会ったのは高校生のとき。 国語の先生の「落語はいいぞ。古典がいい。新作はダメだ。」という言葉がきっかけで聴き始めました。 それ以前にもテレビで寄席番組を見る機会が…
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2024年6月の記事一覧

落語のお話 【前座さんの所作】

寄席での前座さんの所作。 特に、ホール落語会ではなく定席寄席で。 演目が終わるごとにササ…

まさこん
4か月前
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落語のお話 【青菜】

落語「青菜」を聞くたびに思うこと。 「青菜」はなんだろう? 入院中の病院の「青菜」はほう…

まさこん
4か月前
3

落語のお話 【芸は一期一会】

最近目にした文。 「芸は一期一会。たまたまその人と同じ時代を生きることができて、なおかつ…

まさこん
4か月前
2

落語のお話 【大工調べ】

「大工調べ」という落語があります。 物語の概要はこんなところです。 大工の与太郎が家賃1…

まさこん
4か月前
1

落語のお話 【小三治さんのこと3】

ある「柳家小三治独演会」でのこと。 一席目を聴いていて、なんだかとても心地よく感じたこと…

まさこん
4か月前
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落語のお話 【小三治さんのこと2】

小三治さんの師匠である先代小さんは亡くなるまでの、何年間でしたか、毎回、紀伊國屋寄席のト…

まさこん
4か月前
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落語のお話 【小三治さんのこと1】

私が最も長く、従って、多く観た噺家は柳家小三治さんです。 地理的に行ける会はすべて行っていた時期があります。 「地理的に」です。 「時間が許す限り」ではありません。 私の信条の一つ。 「時間は作るもの、できるものではない」 これまで熱中してきたものに対してすべてこの信条に従ってきました。 小三治さんもその一つです。 「行く時間があれば行く」のではなく「行く時間を作る」。 落語に限らず、もう何十年も前から多くの催しの切符は何ヶ月も前に取らなくてはなりません。 「半年先の