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落とし噺の話

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落語と本格的に出会ったのは高校生のとき。 国語の先生の「落語はいいぞ。古典がいい。新作はダメだ。」という言葉がきっかけで聴き始めました。 それ以前にもテレビで寄席番組を見る機会が…
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2022年11月の記事一覧

噺を撮る【あくび指南 / 長屋の商売】

江戸時代には様々な商売があり、また、稽古をしてくれるところがあったようです。 モテたい一…

まさこん
1年前
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噺を撮る【水屋の富 / 井戸】

重い天秤を担いで水を売り歩く水屋。 水は必需品だから1日たりとも休むことができない。 こん…

まさこん
1年前
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噺を撮る【壺算 / 壺(水瓶)】

2荷(か)入りの壺(水瓶)を買って欲しいと頼まれて瀬戸物屋へ行った男。 何故か1荷入りの…

まさこん
1年前
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噺を撮る【居残り佐平次 / 品川宿】

一人1円出し合って遊びに行こうと佐平次に誘われた四人。 なか(吉原)は飽きたので品川へ。 …

まさこん
1年前
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噺を撮る【文違い / 内藤新宿】

噺の代表的な舞台といえば長屋と吉原。 いずれも今の台東区や墨田区あたりのようです。 残念な…

まさこん
1年前
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噺を撮る【船徳 / 駒形橋】

噺には季節が関係するものが多くあります。 年末が近づいてくると大晦日が舞台となっている「…

まさこん
1年前
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話を撮る【厩火事 / 麹町】

髪結(かみゆい)のおさき。 酒ばかり飲んでちっとも仕事に行かない亭主に愛想が尽きたので別れたいと言う。 以前から亭主に呆れていた仲人は「さっさと別れちまいな」と賛成する。 すると、おさきは自分のことをどう思っているのか、亭主の料簡(本心)が知りたいのだという。 そこで仲人は二つの話を聞かせる。 一つは唐土(もろこし:中国)の孔子の話。 あるとき厩(うまや)から火が出て、孔子が大切にしていた白馬が焼け死んでしまった。 それを聞いた孔子は家来の身を案じ、馬のことには一切触れず、

噺を撮る【へっつい幽霊 / へっつい】

「へっつい」 聞いたことがない言葉かもしれません。 漢字で書くと「竈」。 あ、かまど? そう…

まさこん
1年前
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噺を撮る【文七元結 / 吾妻橋】

人情噺「文七元結(ぶんしちもっとい)」。 佐官の長兵衛。 吾妻橋から身を投げようとしてい…

まさこん
1年前
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噺を撮る【時そば / 二八そば】

夜になると屋台を引いて歩くラーメン屋のチャルメラを最後に聞いたのはいつのことでしょう。 …

まさこん
1年前

噺を撮る【馬】

馬が題材となっている噺はいくつかありますが、そのうちの一つ、「妾馬(めかうま / めかんま…

まさこん
1年前
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噺を撮る【蔵】

「味噌蔵」という噺。 味噌問屋の主人、けち兵衛。 「嫁などもらうと金がかかる」と独身を通…

まさこん
1年前
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噺を撮る【浅草寺】

(江戸落語という噺(はなし)にまつわる場所やモノを訪ねてみます) そそっかしやの八つぁん…

まさこん
1年前
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