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ワーク4.読者を「設定」する
ここまで〈書く〉スキルについて、基本的な学びを書きましたが、今日は、”ターゲット”の設定の仕方について考えたいと思います。
そもそも「誰に」向けて書くのか?
これが定まっているのといないのとでは、書きやすさに雲泥の差があります。
第1回目の記事で、何のために書く(伝える)のか、について挙げたのが以下の4つ。
有益、もしくは新しい情報を伝える
共感・理解を求める
勇気・癒し・笑いを与える
人を動かす→周囲に変化を起こす
これらはどれにもターゲットがいるはずですよね。
例えば、この記事も、自分としては「書くスキルを伸ばしたい人」をターゲットにしているつもりです。
でも、正直なところ、これだけでは弱いです。
どんな人か顔が浮かばないし、そもそもそんな人いるの?と不安になるし、”実体のない相手”に向かって書く(伝える)ことは心許なく、それゆえ、内容も曖昧になりがちです。
ターゲットがぼんやりしていると、コンテンツもぼんやりする。
ここで、実践したいのが、「ペルソナ設定」です。
ペルソナ設定とは、ビジネスにおけるマーケティングで、自社の商品やサービスを利用している「典型的な顧客像」を詳細に設定することです。
”ターゲット”よりもさらに踏み込んで、”ペルソナ”を設定するのです。
典型的な顧客像として、
年齢
性別
職業
居住地
家族構成
趣味
情報収集方法
よく買い物をする場所
etc
このように詳細にしていくことで、ユーザーのニーズを明確にしたり、必要な情報収集や企画の方向を絞り込んだりできるわけですね。
これを私たちのような個人の発信(ブログ)にも活用してみます。
例えば、あなたが料理好きで、ご自分の作った料理の写真やレシピを紹介するブログを書くとします。
その時、ターゲットは、「料理好きな人」だと思います。
だけど、それだとまだ”ぼんやり”しませんか?
そこで、さらにペルソナ設定をしてみましょう。
「料理好きな人」でも、「作るのが好きな人」と「食べるのが好きな人」、まずはどちらかに決めます。
そして、性別や年齢も絞ってみます。
例)家にある食材で簡単にできる料理が知りたい30代女性
これでだいぶ絞れましたが、さらに想像してみます。
子供が喜び、栄養バランスの取れた料理を知りたい
仕事をしているので、時短で作れる料理、作り置きの方法が知りたい。
家族が多いので、節約になる食材の選び方が知りたい。
地方に住んでいるので、安く手に入る野菜の活用方法を知りたい。
健康意識が高い夫のために、カロリー控えめのレシピが知りたい。
どこまで絞るかは、自分が書きやすくなったかどうかで判断すればいいでしょう。
ここまで照準を絞ると、書く内容もさらに具体的になり、その読者に役立つ情報をピンポイントで選択できるのではないでしょうか。
では最後に、このnote の読者のペルソナ設定をしてみます。
これからブログまたは、note を書こうと思っている50代の女性
何かを「教える」のではなく、自分の「学び」を伝えたい
その上で書くスキルを学びたい
これでいってみたいと思います。
年齢まで設定したことで、書きやすくなった気が!(笑)
ではまた、次回に♪
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