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【まさこの実験観察日記】ナンデナンデ星人みっちとの容赦なき19年間の戦いの結果発表!

愛息みっち社長は、超がつくほどのナンデナンデ星人。どこに行っても、何をしていても予測不能な急停止。そして、やってくる「ねー、まみー、なんで、おみずぐりゅぐりゅなの?」という質問。

3歳児との果てしない「なんで?」攻撃

洗面台の流れる水を見つめていた3歳児みっち。心の中では、「とにかく水をまず止めてください~😭」と泣きたい気持ちになるものの、実験子育て中の私はぐっと我慢。脳科学的には、まず「ママは貴方がとっても大事なので、ちゃんと貴方の話を受け止めますよぉ~」という姿勢を見せることが大事という研究結果があるので、返事を大事に。

私:「どうしたの、みっくん。ぐるぐるさん、見てたの?」

み:「そー」

私:「どうやったらぐるぐるしたの?」

み:「おみじゅだした~」

私:「お水が流れたら、ぐるぐるしたのね。よく見つけたね~」

(心の中では早くお水を止めたい!でも話に決着がついていない!)


脳科学的には、「なんで?」に対する返答の仕方も大事で、子供扱いせず、正しい言葉を使うと語彙力UPや知識欲UPにつながるという研究結果が。そこで、ちょっと面倒ではあるものの、私は理系の知識を駆使して正しい答えを提供。

母:「お水がぐるぐるするのはね、うず(渦)っていって、ぐるぐるしたらお水が早くながれるから、ぐるぐるになりやすいような形になってるんだよ~」

み:「なんで~🤩!」

ぐるぐるの流れを小さな手で邪魔してみたり、バシャバシャしてみたり、ひとしきり観察。最終的に水遊びでびしょ濡れになり、試合終了。


なんでといいだしたら聞かず、だいたい、いつも突然実験がはじまるの図。これは、ドライアイスをコーラにいれたらどうなるか実験。メントスコーラとどっちが激しいのか比べたかったらしい


ナンデナンデ星人との戦いの日々

こんな「なんで?」攻撃が続く日々。ナンデナンデ星からやってきたみつてる星人との戦いは、19年続きます。今では、政治経済、世界情勢、宗教哲学といったあらゆるジャンルの質問が飛んでくるように。


み:「ねえ、ママ、なんでさ…」

\キターっ/

み:「最近ママ、僕のなんでに返事するの、なんで遅いの?」

これには即答。「昨今はあなたの質問のレベルが高すぎて返答に困るのよ」と答えると、みっちは笑顔で「またまたぁ~(笑)」。


19年間の戦いの成果

脳科学的な実験結果を信じて、知識と図鑑、ネット記事、YouTubeを駆使してナンデナンデ星人と戦った結果、みっちは知識欲の高い雑学王に成長。彼は、「絶対に相談に乗ってくれる母」という存在感を感じ、さらに「難しいことや、分からないことだからこそ、それが何か知りたい!」という本当の学習意欲が高い青年に成長しました。

脳科学の研究は確かに正しく、みっちは自分の頭で考える力を失わずに成長しました。皆様も、ぜひお子様の「なんで?」に付き合ってみてください。お子様がいない方でも、日常の中で「なんで?」を探してみると、世界が違って見えるかもしれませんよ。


なんでなんで星人とのガチバトル。川の流れをみていたら、「ママがつくる笹船と、ぼくのとどっちの笹船が遠くまで流れることができるか競争しようよ」と言い出した。いつもなんにでも興味を持って、こどもっぽい笑顔で楽しそうにしている愛息みっちくんが大好きです

追伸

子供の「なんで?」に応えるのが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。「難解な言葉でも抵抗なく楽しく聞ける力」をつけるために、がっつり理系の知識を使って対応しましたが、脳科学的には「年相応のレベルではない入力は言葉のつながりがなく無意味」という報告もあります。分からないことには、「〇〇なんじゃないかなぁ~😊こんど見に行ってみよっか~」と曖昧なお返事でもOKです。

お子様の「なんで?」を楽しんで発見し、一緒に考える時間を大切にしてください。そして、大人になっても、日々「なんで?」を探し続けることが、脳の活性化に繋がるかもしれません。


なんでなんで星人とはよく思い立って旅行にいく(笑)

参考文献

  • The science of early brain development can inform investments in early childhood. Center on the Developing Child, Harvard University, THE SCIENCE OF EARLY CHILDHOOD DEVELOPMENT

  • Not just ‘baby talk’: Parentese helps parents, babies make ‘conversation’ and boosts language development, Kim Eckart, UW News, February 3, 2020

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