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LGBTQ③〜Xという在り方を受け容れるまで〜

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
どうも!男女両性Xジェンダーのまさきです。

だいぶ間が空いてしまいましたが、久々の「LGBTQ」シリーズです。

過去記事はコチラ↓

俺は「Xジェンダー(男女両性、不定性)」である

ということは過去記事でお話しました。

Xジェンダーには4種類あります。
・中性(男性と女性との中間地点)
・両性(男性でもあり、女性でもある)
・無性(男性・女性どちらの要素も持たない)
・不定性(様々な性の間で自分の性が揺れ動いている)

実は、俺がLGBTQという言葉を知ったのは4年前。
自分の性自認を認められるようになったのは

去年末

なんです。

小さな違和感はずっとあったけれど。
それでも男性と恋愛し、結婚し、出産して。
自分は「普通」だと思おうとしていました。


子供のころ。
俺はオネエタレントさんや性別不詳のキャラを好きになることが多かった。
でも自分が「女性であること」にあまり違和感はありませんでした。
ただ、背が高かったので小学5年生のときそれをいじられたんです。

「女のくせに背が高いって変なの」

今思えば、背の低い男の子からの言葉だったので、
その子は悔しくて俺に気持ちを投げつけてきたのかもしれません。
でもこの一言は、俺の中に根深く残る「トゲ」になりました。

「背が高い自分は、女としておかしいんだ」

そこから、「女性として規格外」であるということがコンプレックスに。
女性らしい服装や髪型、女性らしい恋愛、女性らしい生き方。
憧れるけれども、自分には資格がない。縁遠い世界なのだと思うようになって。
高校が私服だったので、そこからスカートは一切履かなくなりました。

初めて女の子を好きになったのは18歳のとき。
オンラインで知り合った女友達から、
「僕は女性が好きなんだ」
とカミングアウトされたことがきっかけでした。
今思うと、その人はトランスジェンダーだったのかもしれません。

それまで、恋愛は男性としかしてこなかったけれど、
女性に興味が向くこともあって。
ボーイズラブが好きだったので同性愛に対してのハードルは全然なかったんですが、
自分が当事者になるとは思っていませんでした。

そこから21歳で元夫に出会うまで、
俺は男女関係なく恋愛をする「バイセクシャル」でした。

結婚していた時期は、完全に女性として生きていました。
だって「妻」だし「ママ」だし。
性別への違和感や体格のコンプレックスは相変わらずあったけど、
「自分は女性なんだ」と思おうとしていました。


離婚に向けて動いていた2018年。
とあるママインフルエンサーさんのブログを読んで衝撃を受けました。


ママだけど、自分はバイセクシャルだ


というカミングアウトだったんです。
その時初めてLGBTQという言葉を知りました。
ここから俺は、自分の「性」と向き合い始めることになります。

こころの性別と身体の性別。
幼い頃からの違和感の正体。
体格のコンプレックスの克服。

その中で出会ったパートナーがトランスジェンダーだったり、
音声配信活動を始めてから同じ悩みを持つ仲間と繋がったり。
「自分は自由に自分らしさを表現していいんだ」と思えるようになったり。

ただ、どうしても苦しい思いは拭えなかった。

「定まらない」ということへの不安。


トランスジェンダーの方は「男になりたい、女になりたい」がはっきりしてる。(ように見えた)
Xジェンダーも、上記の4つにだいたい分類されるので、
定まっている人もいる。
俺は男でも女でもない。
かといって、性別がないわけでもない。
どこに属すこともできない。当てはまらない。

「Xジェンダーです」と名乗っていてもしっくり来なかったんです。

揺れ動く自分が嫌だった。
でも、どちらかに決めると結局違和感で気持ちが悪い。
去年春スタエフでLGBTQのイベントをやったんですが、
そのモヤモヤはずっと抱えたまま活動していました。

イベント終了後、俺はLGBTQのことを考えるのをやめました。
考えても苦しいなら、今は自分がやりたいことをやろう。
そう思って、大好きな歌うことや演じることに集中したんです。

そこから、見える世界が変わり始めました。
LGBTQ関係なく、「俺自身」のことを見てくれる仲間が増えて。
ラベルを貼っていたのは自分だったんだと気づいたんです。

そしたら、どーでもよくなった(笑)


揺らいでしまうのも、定まらないのも自分の個性。
これは性別に違和感がない普通の人からしたら特殊なんだと思う。
でも、俺にとっては「揺らいでいるのが普通」なんですよね。
だったらもう認めちゃおうって、ある日ストンと腑に落ちたんです。
そこから、気楽に「俺はXジェンダーです」って言えるようになりました。

結局最後はその人の「人間性」が大事で。
それってLGBTQもそうでないひとも一緒。

そんな考えにたどり着きました。

悩んだ期間はとても長かったけれど、
俺は今、自分の性を受け容れることができています。
まあ、今後もきっと迷うし揺れ動くんだけどね。

そんな自分が愛おしい。かわいいって思う。

LGBTQ発信、今後も続けていきます。
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