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雨の日は会えない

 一度見た時に「この映画好きかも。」程度だったのが、見る度にどんどん好きになっていく、そんな映画があります。この「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」というこの作品もその一つ。
 7年ほど前に公開された映画ですが、アマプラで「もうすぐ見放題終了」とお知らせが上がっていたので、きのう3度目を見ました。

 ジェイク・ギレンホール演じる主人公のデイビスは突然の交通事故で妻を亡くします。
 妻の死に対して何の感情も湧いて来ないデイビスは、「自分は妻を愛していなかった」と思い込むのですが・・・。

 妻が亡くなって数分後に、デイビスは病院の自販機でM&Mチョコレートを買おうとしますが、なぜか商品は機械に引っかかって出て来ません。妻の葬儀の最中でも悲しみを感じられず、途方に暮れたデイビスは、葬儀を抜け出して、チョコレート自販機の顧客係宛てに長い手紙を書き綴ります。
 自販機の顧客係への手紙に、彼は誰にも明かすことのできないありのままの自分を綴り続け、その何通もの手紙を読んだ顧客係のカレン・モレノ(ナオミ・ワッツ)はデイビスに個人的な興味を抱きはじめ、二人は出会います。

 自分の本当の心はいったいどこにあるのか?
 デイビスは自分の心の在り処を探し求めるように、冷蔵庫やトイレのドアにはじまって、様々な家電製品や家そのものを破壊し分解しはじめます。
 妻の死と自分の感情をまったく受け止めることのできないデイビスを、カレンはそばで見守り続けるのですが、この二人の関係がとても素敵なのです。
 このような映画のストーリーにありがちな「二人は出会い特別な関係に・・・」ではなく、お互いが飾らないありのままの姿を受け止め合う、男女の稀有な友情が描かれています。奇跡のコースの言葉で言えば「神聖な愛の関係」です。

 「自分の感情くらい自分が一番分かってる。」
 このことが思い込みに過ぎないと思い知らされたことが、これまで何度となくありました。
 この感情を感じてしまえば自分が壊れてしまう。そんな時、人は自分自身を守るために、本当の感情を他の感情にすり替えたり、感情そのものを感じないようにしてしまいます。
 感情はほんとうに不思議です。もうこの底には何も無いだろうと思っていても、それを受け止めることができるようになったタイミングで、ふいに思いもかけない感情が姿を現して驚く事があります。
 一番大切な感情は、複雑な迷路の一番見つけにくい場所に隠していたりするものです。
 この作品を見ているとそんな人の心の不思議なあり方、それ自体がとても愛おしく思えてきます。




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