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海外生活を難しくしていたもの

先日、大学時代の友達からすごく久しぶりにメッセージをもらいました。育児に忙しい友達が元気で、私を気にかけてくれているのがとても嬉しくて、今まではあまりクリアに思い出せなかった大学時代のことをたくさん思い出しました。

大変だった、海外での学生生活

私はアメリカで大学生活を送っていたのですが、まだ若く、自分の意見をしっかり伝えられるメンタルが整ってない状態で、母語ではないことばのなかでずっと生活することはとても大変だったようで、当時の記憶が結構とびとびです。

言語や文化慣習が違うということと、自分の知識経験が浅かったことを差し引いても、ものごとがすごくややこしくなっていきがちだったし、自分のいうことを周囲に理解してもらうのは、当時相当に難易度が高かった。幸い、いい友達や先生に恵まれた留学生活ではあったけど、それでもあの頃、私は常にひとりぼっちだと感じていました。

その原因はなんなのかというと、自分自身の本音をちゃんと自分で理解していなかったことなのだと思います。

自分何を好き、嫌いと感じるのか。それを、まずははっきり認める。そのうえで、周囲とどう調和できるか、あるいは言わないといけないことははっきり言うのかを判断する。これが、当時の私にはできていませんでした。

感覚は大切なコンパス

自分の感覚の快、不快は他の誰のものでもない、自分だけのコンパスです。これを他人に譲っていると、自分自身が常に尊重されない状態になるので、だいたい現実が自分に冷たいものになっていきます。本当はほしいものを周囲にゆずり続けていたら、ほしいものはいつまでたっても手に入らないからです。この我慢を1回辞めると、本当に元に戻れなくなります(笑)。人はそんなに我慢できない生き物なのだと悟ります。

そういうと、わがままになってしまうのでは?それは、いけないことなのでは?と思う方もいるのではないかと思いますが、本音を言ってもらえず、ひとりで抱え込まれる状況は、周囲の人にとっても決して幸せには感じられないものだと思います。「この人は自分の思いを率直に語ってくれた。」と思うと私はとてもうれしいし、そこに対して自分が我慢しない範囲の配慮をしたいと思います。

そして、一緒に仕事をしている人たちも、友達も、家族も、私にそうしてくれるようになりました。だから今、私を取り囲む人たちはほんとうに私を理解して、大切に扱ってくれていると心から感謝しています。周囲にちゃんと人がいるのに孤独・・・という思いは、しばらく感じたことがありません。

本音がすべてを解決するわけではないけれど

本音を言えばすべて解決する!とは、私は思っていません。言い方やタイミングはやっぱりあるでしょうし、なにより相手への信頼とリスペクトは欠かしてはならないものだと思います。

それでも、自分がこの状況やもの、人を好きなのか、嫌いなのかがはっきり分からないと、手の打ちようがない。暗闇の中でジタバタしているような状況になります。だからものごとがややこしくなる。

私はインタビュアーのほかにタロットリーディングをしていますが、タロットは自分を知り、自分をどう生かすのかを知るためのツールで、占っただけで勝手にものごとが解決しているものではないと感じています。

いちばんは、自分が何をどう感じるのかを把握すること。これがほんとうに、ほんとうに大事です。占いを利用するなら、この自分で、この情報をどう活用し、現実を変えていこうかという視点を持った方が願いは叶う。それは何も占いだけに限らず、どんな場面にも言えることです。

友達のおかげで、今なら海外生活ももっと楽しめそうだな。もっと勉強して、もっと多くの人たちと出会って、世界って面白いな!と思えそうになっている自分に気づきました。この10年ちょっとでだいぶ成長したなー(笑)今はなかなか海外に行けるような状況じゃないけど、落ち着いたら必ず。

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