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エンパス傾向を持つ人が、「聞き上手」を活かすコツ

思いを引き出すインタビュアー、鯨井啓子です。

前回書いたインタビュアーが教える、聞き上手になるコツについて、エンパスお仲間の方からご質問をいただいたのでお答えしたいと思います。

そもそもエンパスって何?という話。
一般に共感力が高くて、場所や人のエネルギーに同調しやすい人のことをいうと私は理解しています。詳しい定義はこの本に詳しいです。

人混みで疲れまくったり、人の感情が望むと望まないとに関わらず自分の中にドドドーッと入って来てしまう感じがしたりする方は、その傾向があると思われます。

そして、いただいた質問がこちら。
Q. 自分がエンパスであることは、話を聞くときにどんなメリットがありますか?どう活かしたらいいですか?

エンパス傾向のある方には、こんな経験がある方が多いのではないかと思います。相手が明言していなくても、本当はこんなこと言いたいんじゃないかな?ということが感じられること。

以前、仕事の愚痴が止まらない友達(!疲れてたんでしょうね。笑)とお茶した時に、私の中には「徹底的に部屋の掃除がしたい!」ということばが浮かんで離れなかったことがありました。「大変みたいだけど、まずはお部屋の掃除ができる時間を取れるといいね。」と伝えると彼女はびっくりして、「そうなの!部屋が汚いのを見るとほんとに絶望的な気持ちになるの!」と言っていたので、その掃除をしたい思いはやはり彼女のものだったとわかったのでした。

具合の悪い人が無理をしていたら、口では大丈夫ですと言っていてもその様子から具合の悪さが見て取れる。みたいなことで、エンパス傾向を持つ人は、ことばだけでなく気配や空気みたいなものも繊細に受け取れます。なので、「お話を聞く」というシチュエーションにおいては、相手のことをより深く味わえるというメリットがあるし、分かってくれているということに相手も満足できるというところがすばらしいところなんだと思います。

ただ。常にマイクロスコープで世界を見続けたら眼精疲労でどうにかなってしまうように、常にエンパス全開で世界を見ていると疲れてきます。なのでまず、どのくらいの時間ならエンパスでいて大丈夫なのか、どこまでが自分の感覚なのか。話し相手に向けている丁寧なまなざしを、自分自身にも常に向け、自分の領域を丁寧に把握しておく方が、エンパスな自分を嫌いにならずに楽しめると思うのです。

取り扱い注意ではありますが、用法容量を守って味わうエンパス的な傾聴の世界もまた楽しいものです。エンパス仲間さんたちが、その能力を健やかに発揮できますように。

◎鯨井啓子 info

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