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リリとロロ 「アザンの森」について
バッドエンドや胸糞悪い作品が好きで一度書いてみたかった。
そもそも本は普段読まない上に、サスペンスなんてテレビドラマですらあまり見ない。
ユージュアル・サスペクツは見たけどあれはミステリーなのかな?
元は僕が実際に見た夢だったので、これが正しいサスペンスなのかはよくわからない。
拙い文章なのでアドバイスをくれると嬉しい。
精進致す。
アザンはアンモニアのことで、森はヘブライ語でシャロン。
それぞれの光について書きたかったので登場人物の名前がああなったのと、視覚情報に拘って書いた。
解釈は人それぞれあっていいと思うが、イマジナリーフレンドに救いを求める人が少なからず居て、正しさとはなんだろうって思って書き始めた。
虐待経験のある人は幽体離脱ができると聞いたことがある。
主人公もその一人で、燈里との間で共感覚のようなものを感じ、周波数が合った。
ただ主人公のようなリアリスト思考は悪手と捉えられる場合もあるくらいに、現実は脆く残酷だ。
彼女はこれから縋るものが存在し得ない世界で生きていくことに絶望しないだろうか。
父母を失っただけでなく、ただ一人の味方すら消え失せて、父の呪縛から解き放たれた彼女は自由なんだろうか。
副題の通り、少女の自由について問う作品となった。
正木諧 「アザンの森」
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