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名入れオーダーで叶えた「作業着」の夢

ついに、長年の夢が実現しました。自分だけの特別な「作業着」を名入れオーダーで作成したのです。これは単なる衣服ではありません。自分だけのアイデンティティを纏う、一種の宣言とも言えるでしょう。

私がこの作業着を作ろうと思ったきっかけは、実はかなり昔にさかのぼります。子供の頃から、制服やユニフォームに対して不思議な憧れを持っていました。何故かはわかりませんが、ある集団に属することを象徴する衣服に、特別な魅力を感じていたのです。

しかし、私の職業柄、制服を着る機会はほとんどありませんでした。それでも、その憧れは薄れることなく、むしろ日に日に強くなる一方でした。そこで閃いたのが、「自分専用の作業着を作る」というアイデアでした。

「架空の会社」を立ち上げることから始めました。会社名は「ヒライマサ企画」と名付け、私の名前を会社名として、作業着に刺繍することにしました。このアイデアを実現するために、ホームセンターを探して回ったり、数多くの作業着メーカーを調べ上げ、最終的には広島県福山市にある老舗メーカー「自重堂」の製品を選びました。

選んだのは、ネイビー色のソフトツイル長袖ブルゾンです。このブルゾンが気に入った理由は、シンプルでありながら機能性に富んでいる点です。特に「ウイングアーム」加工が施されているため、動きやすさが格段に向上しています。これなら、家事をする時も、趣味のDIYを楽しむ時も、快適に過ごせそうです。

オーダーメイドは「サンワーク」というオンラインショップで行いました。彼らのサービスは非常に魅力的で、ボディを購入すれば、刺繍一箇所を無料で施してくれるのです。このオプションを利用して、胸元には白い糸で「ヒライマサ企画」と刺繍しました。全体のコストは4500円程度と、思っていたよりもずっとリーズナブルでした。(そもそも個人で1枚から買えることすら知らなかった)

この作業着を着ると、なんとも言えない達成感と所属感を味わえます。家の掃除をする時や、小さな修理をする時にも、この作業着を着ることで、モチベーションがぐっと上がります。まるで、自分だけの小さな会社の一員になったような気分です。

これからこの作業着を着込んでいくことで、自分だけの風合いが出てくるのが楽しみです。ジーンズを育てるように、この作業着もまた、時間と共に変化していくでしょう。それを見守るのも、また一つの喜びです。

最後に、この作業着はただの衣服ではありません。自分だけの特別なアイテムとして、これからも大切にしていきたいと思います。そして、この作業着をきっかけに、新たな趣味や活動に挑戦していくことも夢見ています。ある日、この作業着を着て、デイリーポータルZ主催の地味ハロウィンにデビューするのも、野望の一つです。

このように、自分だけの「作業着」をオーダーメイドするという経験は、私にとって非常に特別なものとなりました。これを機に、皆さんも自分だけのアイテムを作ってみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見や楽しみがあるはずです。

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