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003 OFNRを強要する聞き方/004 OFNR拒否症

まえがき

その01の記事はこちら
ということで、失敗(※)シリーズを書き連ねます。
引き続き、笑ってこらえて!

失敗(※)シリーズ

003 OFNRを強要する聞き方

学びの過程で、同好の仲間たちと共に、OFNRの練習をする機会があります。
お話しする相手が「知的で理路整然な人」だと、OFNRの型を踏まえて、自分の体験の話を進めてくれます。
なので、私がOFNRの順で聴き返すのはとても容易です。

すると、自分の聴き方スキルがめちゃくちゃ上達したのだと自己評価が高くなり気持がよくなります。

いつしか私は、一刻も早く、スムーズに相手の話をOFNRの型にはめ込むことこそが、聴き方の上達なのだと思い込み、話の進め方を強要するようになっていったのです。

(相手)「それで、相手の人が遅刻して、私はずいぶん待たされてて、次の予定もあるし、連絡もないし・・・」
(私)「相手の人が遅刻した(観察終わり)ので、腹が立ったのですね?」
(相手)「LINEしてみても何も返事が帰ってこないから」
(私)「(観察が終わったら感情を特定せねば!!)不安だったんですね」
(相手)「ぎりぎりまで待とうかどうか、結構迷ってて」
(私)「(早く感情を特定させてよ)混乱してたんですか?」
(相手)「この前もおんなじことがあって、繰り返しだなって」
(私)「(いい加減にしてよ!)感情だとなんになるんですか(怒)」
・・・・気まずい空気・・・・

相手の立場になれば、一目瞭然ですね。
自分の話に興味を持つことなく、やみくもに会話の型にはめ込もうとする人とお話してて楽しいでしょうか?

共感的に聴くというのは本当に奥深いと思っています。
「共にいて、寄り添う」
「相手と自分は全く別の人(境界線)であることを尊重する」
「自分の勝手な推測にはめ込まない」
「理性よりも感性を大切に聴く」
この辺を心がけています。
(だからと言って、私は上手(※)に聴けてる訳でないことも付け加えておきます)
(※)「上手」・・・は評価なので、「自分の望んだ通りの聴き方ができているわけではない」とかに変換せねば・・・と再びメンドクサイ思考が走ります。NVCオタク病と思われます。

004 OFNR拒否症

OFNR(観察・感情・ニーズ・リクエスト)という会話の流れの型を練習していると

ある日突然、私の中で強烈にOFNR拒否症が生まれたのでした。

会話と思考の型を強制されてるかのように感じ、NVCの文字を見ることすら嫌になったのです。吐き気すらしていました。

長い事、謎だったのですが、Sarah.Peytonさんのセミナーを受けてた時に、やっとこれかな?と思う原因みつかりました。

話すと長くなるので、強引に分類すると、OFNRプロセスには二つの道があります。
(1)「五感を通じて自分の中のニーズ(命のエネルギー)を感じる」OFNR(右脳型?)
(2)「論理的思考により感情とニーズを特定する」OFNR(左脳型?)


で、私は、(2)OFNR(左脳型?)をずっとやってたわけです。
命のエネルギーと切り離された、思考によるOFNR・・・・だったんです。
今にして思えば、そりゃ気持ち悪くなるよなー という感じです。
なので、左脳系OFNRをやってる人を見ると、ついつい口をはさみたくなります。
ちなみに、いわゆる王道はもちろん(1)右脳系OFNRです。

さらにオタクな話を付け加えると、左脳(論理的思考)を使うのは、リクエストからかなぁ・・・自分のニーズをどうやって世界で実現していくか?という段になると論理的思考はとっても役に立ちます。

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