長すぎる自己紹介#2 谷村昌樹1.0《高校生活》

【吹奏楽と私:始まり】

初心者のくせに、部活動推薦で入学したため
部活の組織でも歪みは生まれる。

受験の時は分かっていなかったが
小松明峰高校の吹奏楽部は実力ある部活だった、
県内の中学校から入部目的での入学も多かった。
推薦で入った初心者野郎は誰からみても
「なんで?」となった。

初心者が合格した=不合格になった経験者の子もいるわけで
「私は落ちたのに、谷村くんなんで推薦で入ったの?」と言われ、
「確かに。」と。
ことの異質さと少しの敵意を感じる。

とはいえ、
かっこいいと感じた吹奏楽をやりたい自分の思いは図太く、
そんなに気にしてはいなかった。笑

入部当時、全部員70名中男子部員3人(2個上に一人と同学年に一人)
またも少数精鋭としてなんだかんだ重宝されたのか、
すぐに輪にいれてもらえた。

楽器はかっこいいと思っていたsaxを希望する。
当時の顧問がtuba専攻で、
先生に教えてもらえる特権付きで一番でかい楽器tuba担当となる。

とはいえ、そんな簡単になんでもできるわけでもなく、
そんなスター性があるわけではない。笑

実力ある同級生は上級生と一緒に一軍入りを果たしていく。
大会の成績も先輩たちの代から登り調子にあった様で成績を残していた。

そのころの私は特に焦るでもなく、ただ楽器を演奏すること、
みんなと吹奏楽で1つの音楽を作ることそこに楽しみを感じていた。

先輩たちの音楽に対しての本気と、成績に対する本気。
本気同士のぶつかり合いも、達成感も
本気で向かうことのかっこよさを初めて肌で感じて身震いする。

何も持たず、
好奇心だけで荒野に飛び出した田舎の野生児は燃えた。

【吹奏楽と私:盆と正月以外】

高校三年の頃ばあちゃんに言われた衝撃の一言
「あんたは盆と正月以外ずーっと学校行っとったね。」
3年間本当にその通りだった。

本気でやってる人たちと早く一緒に同じステージに立ちたい。
ただそれだけを思い、
ただの好奇心初心者野郎というビハインドを拭うべく、
練習できる最大限の時間を部室に行った。
朝7時、昼休み、夜練9時まで
(そんな毎日の送り迎えに付き合ってくれた父には本当に感謝)

3年間ずっとそんな生活をしていた。
吹奏楽が本当に好きで、
明峰高校の吹奏楽部が本当に好きだった。

そんな時間の使い方しかしていないので、
部活以外の友達が全然増えなかった。笑

2年の頃には一軍に入れてもらい金賞を取るなど、
なおさら面白くなり没頭する。

部員は男一人だけという環境になり、
女子ならではの人間関係もいろいろあったようだが
図太い好奇心野郎は何にも気にしていなかった。笑

3年の頃には、
吹奏楽ブームがやってきてテレビでも吹奏楽部がよく取り上げられていた。
そんな中、自分たちも全国大会出場が夢ではなくなっていた。
本気で目標を目指す仲間と
自分たちで勝ち取りに行くことに熱中していた。

3年間の集大成で本気の夏を過ごすが
北陸大会金賞(代表権は得られず)

大きな実績は獲得できなかった。
が、
3年間の濃さとみんなの本気度は誰にも負ける気はしない。
(吹奏楽通して全国各地、韓国、カナダにいけたのは最高の経験)

高校生活、吹奏楽との関係もそこで終わり、
受験勉強へシフトするかと思いきや、
やはり吹奏楽から離れられずに11月まで後輩に混じり部活動を続ける。

《この時の好きな言葉》
「できるとおもったらできる」
「飽きず、慌てず、諦めず」
「和」
《Special Thanks》
全国全部の大会を観にきてくれた両親
3年間体調崩すことなく超健康優良児でいさせてくれた両親

【野生児、高校を卒業する】

大学受験も高校受験同様どこに行きたいかは考えていなかった。
石川より都会に飛び出して、世の中に揉まれたかった。

親からの勧めもあって関西に決める。
第一志望は立命館(名前がカッコよかったから)
すべり止めで龍谷大学

受験勉強を11月から初めてテスト勉強ほど簡単ではななかったが
模試や3年分の勉強を振り返るのは嫌いではなかった。
同じ頃から一緒に受験勉強を始めた
クラスのどうしようもない部類の友達は
高校の部活動以外で一番時間を過ごた貴重な友達。
受験勉強も朝から晩まで学校に行き、なんだかんだ楽しみながら冬を越す。

3月になり
立命館に落ち、龍谷大学に決まる。
速攻で一人暮らしの部屋を探し石川を飛び出ることになる。

高校を振り返ると

・周りを気にしない図太さ
・自分の興味に真っ直ぐしか進めないアホさ
・ものすごい健康
・目はつけられてもそんなに嫌われない性格

野生児は少し大きなコミュニティで
初めてのことに挑戦しながら
自分の長所を身につけたと思う。

2007年18歳
京都での生活が始まる。

長すぎる自己紹介#3  京都生活始まる2007年

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