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2019年8月の記事一覧
ひとの哀しみにもう感応したくないのに
誰かが喜んでいるとき、ぼくにできることは、その喜びに水を差さないよう、横で黙って微笑むことだ。
(そのことで、喜びが少しだけ大きくなり、すごく長く続くといいなと願う。)
誰かが怒っているとき、ぼくにできることは、つらいあなたが怒る必要はない、と分かってもらうことだ。
(そのことで、ぼくが疎まれても一向に構わない。ぼくが新たな怒りの源にさえならなけば。)
*誰かの哀しみ、というものに、ぼくは滅法
駄文――15年後の娘へ
お父さんは、いちばん賢くて、いちばん愉快で、いちばん為になる文章を、ぜんぶまるごと捨ててしまいました。あなたに残せるのは、こんな鈍い、綴方のようなものだけだけど、それでも、誕生日だもの、何かあげたい。あなたを思えば、ことばを紡げる。不思議な気持ちです。
次にこんな気持ちになるのは、いつになるだろう?
*ぼくは、いつも笑っています。いつも。
ぼくにはどうにもできないことを、ぼくは、どうにかで