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泉井小太郎
2015年3月9日 15:52
今年は淵上毛錢の生誕100周年、今日3月9日は没後65周年。詩集を取り出して繙くと、詩人の若い頃の写真が目に飛び込んできた。昭和10年、これから長い闘病生活が始まろうとする頃。まだ少しは動けたのか、海岸でソフト帽にステッキを持って座る、優しく心もとない微笑の二十歳の青年。これまで臥せっている姿が作品とオーバーラップしていたので新鮮に映った。ふっと、そのまま砂地に潜り込んでしまいそうな、「美しい