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短編小説とエッセイ

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短編小説もどき(断片小説)と日記とエッセイを不定期で書いています。 『だれかが見つけていても、じぶんのことばで』
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2022年1月の記事一覧

素振りからランニングへ③

初志貫徹。一度始めたことは最後まで。努力を続ければいつかは報われる。 人を励ますためにあ…

まさき
2年前

素振りからランニングへ②

野球部には入っていたとはいえ、補欠のメンバーはレギュラー組がノックを受ける時にランナー役…

まさき
2年前

素振りからランニングへ①

中学のとき人といると馬鹿にされることが多かった。背が小さくていじめられていて、それを冗談…

まさき
2年前
2

前夜的

休みの日より、その前の日が好きだ。 寒いのが苦手で春が待ち遠しいけど、春の訪れを感じるよ…

まさき
2年前
2

すこしずつ変わっていく

「この打合せってなんでしたっけ?」 ZOOMのURLを送ると、現場のお偉いさんからすぐさま返信が…

まさき
2年前

こころにも筋肉痛を

背中に重りを担ぐ。膝をぎりぎりまでたたんでから伸ばすことを繰り返す。太ももの裏側が張って…

まさき
2年前
2

食う、進む

もう、だめだ、明日は起きたくない。と思うことがある。 なんでそんな酷いことを言うのか。人は汚い。と失望することがある。 生きるのには稼がないといけない。稼ごうと思うと、他人との比較にさらされがちで、その度に私は、人より賢くない、人より綺麗じゃない、人より優しくない、人よりセンスがない、人より配慮がない、大志もない、可能性もない、ない、ないとマイナス思考に陥ってしまう。 「もし、あの子より可愛かったら」とかそんなことばかり考えている。 なんで生きてるの? 私自身への問いかけ

そうこなくっちゃと、言えなくて。

「え、そうなの?」 「うん、ぜーんぜん、わからなかった」 てっきり映画好きの可奈には全部簡…

まさき
2年前

今日はもう外にでなくても

お昼ご飯にと思ってスーパーで買った蕎麦と焼き鳥とほうれん草のおひたし。でも蕎麦を食べ切っ…

まさき
2年前
3

天気を願って

明日起きたとき、気分が晴れているといいとおもう。 テレビでは気象予報士が明日は雪になると…

まさき
2年前

しばらく大声を出してない

歌う夢をみている。 なりゆきはともかく大勢で輪になっている。ステージに立っていて知らない…

まさき
2年前

14時ごろに、朝ご飯

昼まで寝てしまった。13時30分。 何か食べなくては。と思うが、意識が自分の手の内にない感じ…

まさき
2年前
2

誰かが見つけていても、自分の言葉で

知ることは加速している気がする。 探せば情報は誰かがまとめてくれている。 それは起きたこ…

まさき
2年前
1

太陽ではない何か

「現場からの資料添付してメールしといたから」 俺が現場のおっちゃんと揉めて出してもらえなかった資料を、キヨモリさんはあっさりと引き出した。本名は平良 守(たいら まもる)さん。たいら、だからキヨモリさんなのだそうだ。 俺たちの部署は経営陣に現場の生産性を報告している。現場のおっちゃんたちからすると「チクる役」として見られることもあり、協力してもらえないのも日常茶飯事だった。 北風と太陽でいうとキヨモリさんは太陽タイプだ。 いつもニコニコしていて、物腰が柔らかい。落ち着い