【シリーズ】30日ではじめるミニマリスト23日目【中毒性のある嗜好品・娯楽】
本日のテーマは、「中毒性のある嗜好品・娯楽」です。
代表例を挙げますと、①酒②たばこ③ギャンブル④ポルノ⑤ジャンクフード⑥SNSです。
先に白状しておきますが、著者自身も脱し切れていないテーマです。
ちなみに、元喫煙者・現アル中です。
醸造に関する仕事をしており、製品管理の一環で卒煙しましたが、業務の一環で試飲もしますので、酒を断つ日が見えません。
1か月間の禁酒をブログにしたことがありますので、ご紹介します。
中毒なのか好きなのか
嗜好品や娯楽にリソース(お金や時間)を割くことを著者は否定しません。
無駄を省くことを美徳とする今作ですが、力を入れる点(=熱中できるもの、愛すべき無駄)を持つことは生きる活力ですし、種の保存という本能を半歩脱したヒトの「持ち味」だと思うからです。
手放せ、捨てろという私ですが、例外を許容するのは、この「愛すべき無駄」が各人にあることを想定しているからです。
ただ、著者が憂いているのは、本当に好きなのか、脳が侵食されて正常な価値判断が出来ていないのか、当人に分からない点です。
卑近な例でいいますと、「そのコーラとポテトチップス、本当に心からおいしいと思ってるの?」です。
著者は、スナック菓子は食べません。
加糖された炭酸飲料も基本的には飲みません。
コンビニエンスストアの陳列スペースの割合をみるとこれだけ市場規模があり、カラダに悪いと言われても買ってしまう客がいるのだとわかります。
偉そうに言っていますが、コンビニの酒類冷蔵庫の前で足が止まることを白状します。
人間の脳みそは、特定の行動をとった場合のドーパミン(報酬系の神経伝達物質)分泌を学習し、その行動を強化する傾向があります。
「好きこそ物の上手」はこれがポジティブに働いた場合ですが、中毒症状が重篤化するサイクルも同じです。
「〇〇が無いと生きていけない」というのは、運命の相手に出会ったようでもあり、中毒にハマったようでもあります。
タバコをやめた話
18歳から一人暮らしを始めた著者、大学生のころには「大人へのあこがれ」といいますか、「喫煙所ならではのコミュニケーション」といいますか喫煙者でした。
季節の変わり目に風邪をひいては、のどを痛め、でも吸っちゃう!とニコチン漬けの毎日でした。
そこから、進学・社会人と進むうちに、禁煙の失敗を重ねた末にタバコを止めます。
ところが、転職で復活。
飲食部門の店員をしていたので、周りは喫煙者ばかり。
やはり、環境に引っ張られるのが人間です。
が、醸造部門への転属を前に卒煙。
一見すると、品質管理のために、自身のコンディションを整えたプロ意識の芽生えに映ります。実は違います。
タバコをやめた本当の理由
タバコをやめた本当の理由は、「不公平感」です。
具体的には、タバコ休憩の理不尽さです。
飲食部門の店長代理のポジションにいましたので、喫煙者のスタッフに良かれと思ってタバコ休憩をとってもらっていました。
が・・・非喫煙者には、このスポット休憩はありません。
頂きもののお菓子があるときに、交代でバックヤードで食べてくるくらいで、日常的には特典のようなスポット休憩はありませんでした。
筋が通らない・ロジックのない状態が気に食わないのか、タバコ休憩を撤廃する前に自らタバコをやめました。
これが、キャリア形成のために卒煙したように映ったのか、無事に希望の部署への転属が決まった次第です。中毒を美意識?が打ち破った瞬間です。
中毒を断つ際の助言
実体験のため、サンプル1の意見ですが、やめ方のコツを1つお伝えします。悪習慣を断ちたいか方のお力になれば何よりです。
中毒を断つコツとは、「減らすのではなくゼロにすること」です。
節煙ではなく卒煙(禁煙)してください。
節酒ではなく、断酒(禁酒)してください。
ドーパミン、報酬系の分泌については先に述べたとおりですので、中毒のサイクルを回すのを止めてください。
完全にゼロにすることが、一見辛そうですが早道です。
無くても大丈夫な自分を見つけられたら、卒業は近いです。
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