歴史学者・勝俣鎮夫さんから考察する日本中世市場とビットフライヤー
普段、スーパーで買い物をしたり
フリーマーケットをしたり
為替取引で売買したり
オークションをしたり
そのような場所を「市場」と言います。
日本では平安時代から室町時代にかけて、虹が立ったところに市場を立てないといけないという慣習があったそうです。
虹が立ってる場所ってどこだよ!と思いますが…
虹はあの世とこの世の架け橋であり、そこでの交易で、神を喜ばさなくてはいけないという観念があったそうです。
面白いですね。
つまりそもそも市場は、神の世界と人間の世界との境に設定されている場所でした。
これは日本だけではなくいろんな民族にもみられました。
実際に日本の社会でも川の中州や河原、海と山の境に市場がありました。
そこに入るとモノも人も世俗の縁から切れてしまう。つまり「無縁」という状態になります。
そうなった時に初めてモノとモノを交換できるようになりました。
人間同士も市場では「無縁」状態となるので1人の男、1人の女として自由に交渉ができました。
モノも人も縁が切れるという状態ができて、はじめて商品の交換が可能になりました。
中世以降はあまりその面影もなく様々な場所に市場があります。
そして現在、仮想通貨市場は仮想現実の世界の中での市場です。
これは僕個人の意見ですが、「ネット」という世界はまさしく現代の神の世界を近くしてくれる世界だと思っています。
虹=ネット。
ネットのある場所では市場ができ、新しい経済が生まれます。
ビットフライヤーやコインチェックなど、新しい取引所が日本でも世界でも毎日作られています。
虹の立つ場所に市場ができる情景は今も続いているようです。
参考文献・「日本の歴史をよみなおす(全)」網野善彦
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