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真己の小説集

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私が書いた小説の集積所 ドロッとしたものが多いかもしれません サクッと読みやすいのもあったりします
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#日常の切り取り

カフェオレと愚痴

カフェオレと愚痴

 君が元カノに対してどうアプローチするかなんて僕にはどうでも良いことなんだ。
 それをどうこう語られたって困るんだ。
 相談とは言いつつ、自分の中で答えなんか決まっているのだろうし、僕はすぐにでもこの話を切り上げて、キッチンにあるスープの残りを温めてゲームを起動したい気分なんだ。
 なんてことを素直に言えるわけもなく、ずっとこの男の話を聞いている。
「ちょっと辛いことあってさ。自分でもどうして良い

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