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真己の怪談

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実話も創作も さて、どこからどこまでがこちらの領域なんでしょうね
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ある日の怪異

ある日、友人と都内でしこたま飲んで、終電を逃してしまった
金のない私は、友人の家までタクシーを相乗りしてその先は徒歩で帰宅することにした
電車で数駅の距離だが、歩いて2〜3時間
自宅に帰ってのんびり寝たかった私としては、始発まで飲み屋で過ごすよりも魅力的に感じたのだ

スマートフォンのナビで道を確認する
大きな道路沿いに真っ直ぐ道なりを示していた
方角を確認して歩き始めると、夏の夜風がゆるく吹いて

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