「アポリア あしたの風」いとうみく著
この作品は、先に紹介した「はだしのゲン」ほどではないかもしれないが、震災や津波のもたらす被害をオブラートに包むことなく描いているのも強烈だった…具体的な描写に触れることは避けるけど、仮に自分の住む地域が被害に遭った際に想定されうる、けれども想像したくない光景が広がる感じというのかな…。
あることがきっかけで引きこもりになってしまった中学生の主人公が、母親と生き別れになった後に、見ず知らずの人たちと避難生活を送る中で成長していく物語…確かにそういうあらすじが一番しっくりくると