「やりがいのある仕事」という幻想

森博嗣さんの上記タイトルの本をp50ほど読了したので一旦感じたことを書いてみました。↓

皆に称賛尊敬されることを目的とした目標を掲げ努力し達成できたとしても達成後にあるのは自分への誇りや自信ではなく虚しさだったりするのではないか。仕事においても、一見かっこよく多くの人に影響を与えるいわゆる「羨ましがられるような仕事」を軸に自分の仕事を決めるのではなく、自分がやっていて充実感だったりその仕事の中に多く楽しみを見いだせそうな仕事かどうかを軸に仕事を決めた方が最終的に自分を好きになれたり幸せになれるはずだ。そもそも仕事の種類やどの程度稼いでるか、肩書等で人の価値や偉い偉くないなどが左右されるわけではなく、そういった世間の価値観に振り回されて自分の信念だったりやりたいことを見失わないようにしなければならない。
自分にとって、それが何の仕事に該当するのかはまだわからない。経験した仕事の数が少ないからだ。隣の芝生は青く見えるというから、正直今の仕事よりもマーケティングだったりエンジニア、デザイナーなどキラキラしたいわゆる一見youtubeを見るくらいに面白そうな仕事に就けばもっと充実感だったり楽しみを見出せるのではないか。なんて考えているが、経験がなく憶測の範疇を抜け出さないため、隣の芝生は青く見えているのかもしれない。仕事というのはそもそもやりたくないことをやってお金をもらうものである。どんな仕事もそうなのだと考えれば、ここで重要なのは自分が楽しみを見出せる仕事を探すのではなく、どんな仕事であっても楽しみを見出せる能力を養うことなのではないか。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?