遊牧民と接触しなかった日本民族
このごろ再読したイザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』の中に、「ユーラシア大陸のほとんどすべての民族は、何らかの点で遊牧民に接触し、時には彼らに征服され、その伝統と生活様式を受け継いでいる。一方、日本人は過去において、遊牧民と全く接触したことがなく、牧畜を営んだ経験の全くない、実に珍しい民族だ。」と書かれてあります。
ジンギスカンは騎馬隊という当時最速の機動部隊を引き連れてヨーロッパの方まで荒らしまわり、反転して極東にまで来ると船を使って日本に来襲しましたが、幸い騎馬民は海を知らないし泳げなかったので、日本は純農耕民族としての血を保つことができました。
しかし漢人や朝鮮人は、接触どころか遊牧民との混血民族になってしまいました。
ブラジルに来たドイツ人は必ず乳牛や豚を飼うので、彼らを牧畜畑作民族というそうです。
ちなみに、私の近所にドイツ人のフリッツ家が住んでおり、豚の血で作ったソーセージを食べさせてくれたことがありましたが、あまり美味しいものではありませんでした。
新しくブラジルに着いた日本移民集団が汽車で移住地に向かう時、チーズが配られました。
「ン?これ腐ってるぞ!」と窓から捨ててしまった……という笑い話も残っています。
私も中学の時に初めてチーズを見ました。
そんな歴史があるので、日本人の腸には牛乳を飲むとそれに含まれている乳糖を分解する消化酵素がないため、腸内発酵を起こして下痢をする人がいますが、大陸の人の多くは海藻を消化する酵素を持たないとか、魚介類に多く含まれている水銀やカドミウムなどの重金属の体内蓄積に弱い体質の人が多いと言われています。
「現代人はどんな事でも良く知っているが、ただ自分の事だけは知らない」アーノルド・トインビー
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