【マーベル映画の歩き方】いろいろな「マーベル映画」②「X-MEN」

「アベンジャーズ / エンドゲーム」の感動を少しでもたくさんの人と分かち合いたい!!!という切なる動機からスタートした、「初心者のための『マーベル映画の歩き方』」。

今回は「X-MEN」について。

あんまりアメコミ映画に詳しくない方でも名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか?

前回触れたマーベルスタジオ(現在ディズニー傘下)の「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」がスタートするかなり前から、アメコミ大作映画として、人気が出ていました(第一作「X-MEN」の公開は2000年。対してMCU第一作「アイアンマン」は2008年公開)。

原作は同じ「マーベルコミックス」でも、こちらは20世紀フォックス社が、映画を作る以前のマーベルから「映画化権」を購入したことにより実現した映画。

X-MEN (2000年)
X-MEN2 (2003年)
X-MENファイナル・ディシジョン (2006年)
X-MENファースト・ジェネレーション (2011年)
X-MENフューチャー・アンド・パスト (2014年)
X-MEN アポカリプス (2016年)
X-MEN ダーク・フェニックス (2019年)

の7作に加え、ヒュー・ジャックマンが演じたことで有名なヒーロー「ウルヴァリン」が主人公のスピンオフ三作、すなわち、
ウルヴァリン : X-MEN ZERO
ウルヴァリン : SAMURAI
LOGAN / ローガン

と、ライアン・レイノルズ演じる無責任ヒーロー「デッドプール」が主人公の、
デッドプール
デッドプール2
(PG指定場面を削除した「デッドプール2のおとぎ話」も後に公開)
の計12作が現在までに公開されました。

ここがややこしい大人の事情なんですが、20世紀フォックスがマーベルから購入した映画化権は多数のマーベルヒーローのうち「ミュータント」(とファンタスティック・フォー)に関するヒーローの分のみ。

なので、原作コミックスでは共演するアベンジャーズとX-MENは、マーベルスタジオのMCUと20世紀フォックスのミュータント映画ではお互いにふれることのできない存在となっていたのです。
なので、上記の12作は、MCUとの順番など気にすることなく鑑賞できます。

X-MENシリーズの映画のオープニングやジャケットに「マーベル」ロゴが出てくるのがややこしいですよねー。
あれはあくまで「マーベル・コミックス」のマーク。「マーベル・スタジオ」のマークではないのです。

ところで、上には「お互いにふれることのできない存在となっていた」と過去形で書きました。

そうなんです。ついに!

個人的に2019年最大のアメコミニュースのひとつ「20世紀フォックスがディズニーに買収されたこと」により、
今後はMCUでX-MENたちが活躍することが期待されているのです。

(続く)

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