退職する際にやってはいけないこと

皆さん、会社を辞めることを考えた時、どんなことに気をつければ良いか悩んだことはありませんか？
今回は「退職する時にやってはいけないこと」についてお話ししたいと思います。
これから上司に退職を伝えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

まず、退職する際に絶対にやってはいけないこと、それは「いい人」を演じることです。
会社にとっての「いい人」を続けてしまうと、いつまでたっても仕事を辞められなくなります。
実際に退職の相談をしてくれる方の中にも
「私が辞めると会社に迷惑がかかるかもしれない」
「このプロジェクトがうまく進まなくなるのでは？」
と心配される方がいます。

確かに責任感のある姿勢は素晴らしいですが、仕事を辞める以上、誰かがその穴を埋める必要があります。
会社に迷惑がかかることは避けられません。
しかし、だからといって、あなたが嫌なことを我慢し続ける理由にはならないのです。
「いい人」でいることをやめない限り、退職は先延ばしされてしまいます。

退職を伝えた際、上司や同僚から引き止められることはよくある話です。
「今は人手が足りない」「君が抜けると困る」と言われることもあるでしょう。
しかし、これに対して罪悪感を抱く必要はありません。
アドラー心理学で有名な「課題の分離」という考え方を参考にしてください。
会社の人手不足は、あなたの課題ではなく会社の課題です。
もし会社がその問題に対処できないのであれば、それは会社側の責任であり、あなたが背負うべきものではありません。

重要なのは、自分の人生を優先することです。
「私が抜けたら会社が困る」などと考える必要はありません。
それよりも、自分自身の未来に向けた決断をしっかりと考え、次のステップに進む勇気を持ってください。

僕自身も退職する時、かなり引き止められました。
当時28歳でセンター長を務めていたこともあり、会社にとって有望な人材だったと思います。
上司や同僚、さらには課長や本部の人たちまでもが引き止めようとし、話し合いや食事の場を設けてくれるほどでした。
しかし、しっかりと自分の意志を伝えないと、ずるずると辞めるタイミングを失いかねません。

退職は、会社にとっても重要な転機です。
人材を育てる責任や、新たな人を集める機会を会社が逃すことがないよう、あなたの退職が逆に良い影響を与える可能性もあります。
ですから、退職を考える際は「いい人」をやめて、自分の人生のためにしっかりと決断しましょう。

まとめ
退職する時にやってはいけないのは「会社にとっていい人」で居続けること。
自分の未来のために、勇気を持って前に進んでください!