見出し画像

池田 尚氏との出会い#2

初めて会った時の衝撃は、今でも忘れない。
私よりも小柄な体だが、その人から出てくるエネルギーと愛はとてつもない。
初めて、「師匠」と呼びたい!そう思えた方です。
私にとって池田さんは、私が、今の自分の考え方の土台を作る上で欠かすことのできない方です。
私は、今回、池田さんとの出会いや出来事を言語化することにしました。そうすることで、今まで得た言葉や考え、目に見えない気持ちや、いつも感じる池田さんの温かさを、理解し、これからの私自身の活動に生かすことができるのではと考えました。
「まだまだだなぁ、マサ!」と言われるかもしれませんが、池田さんの背中に追いつき、超えるために、やってみたいと思います。今回は、第2回目です。

池田さんとの次の再会は、初めて出会った2015年から1年後に実現します。
当時、私は、宮崎県御池青少年自然の家で指導員として働いていました。
宮崎県御池青少年自然の家|トップページ (miike-msgsi.jp)
その職員研修の一貫で、池田さんを講師にした研修が開かれることになりました。
私は、池田さんに会えることをとても楽しみにしていました。
研修前には、全職員に、池田さんから予習の資料が渡されました。
この時ばかりは、一語一句噛みしめるように読んでいました。今でもその資料は、活用しています。

当日、私は池田さんと会えるのをドキドキしながら待っていました。
私が自然の家のレストランで昼食を取っていると、池田さんが「こんにちは~!」と爽やかなあいさつで入ってきました。レストラン中が一気に明るくなるくらいパワーを感じました。
私は、ドキドキしながらも、前回のフォーラムのようにならないよう、積極的に池田さんに絡みに行こうと決めていました。
研修では、一語一句逃さぬよう、池田さんの言葉を嚙みしめるようにメモをしました。
その日の研修が終わり、みんなで研修先の宿舎に泊まった時に、私は池田さんをストーカーしました!(笑)
池田さんともっと話がしたい!と思い、池田さんが風呂に行くのを出待ちして、声を掛けました。一緒に温泉に入り、話をすることができました。
自然の家で毎回、子どもたちに事前説明をするオリエンテーション「すしそば」(す:睡眠、し:食事、そ:掃除、ば:バスルーム(入浴))を伝授してもらったり、森のようちえん全国フォーラムの裏側やこどもの城の話を聞かせてくれました。また、私の悩みも聞いてくれました。
当時、仕事で失敗した私は、思い悩んでいました。その時、池田さんに悩みを打ち明けた時に、力強い言葉で私の背中を教えてくれ、私自身で勇気を出して前向き考えることができました。私は「この人になりたい」とその時本当に思いました。
だから、池田さんに聞きました。
「池田さんになるにはどうしたらいいですか?」

池田さんはこう答えました。
「マサ、俺になるな。俺を超えろ。超えてもらわんと困る。」
私はその言葉を聞いて、さらに、心の底から熱いものが込み上げてくるものがありました。

それから、こんな質問もしました。
「今(当時)の子どもたちを見ていて、池田さんはどう思いますか?」
当時、私はもっと未熟で、子どもたちに対してネガティブな印象しか感じていませんでした。だから、池田さんはどう見ているのか知りたかったのです。
池田さんは、間髪入れず、
「希望しかねぇ」

私「悪いことをしてもですか?」
池田さん「あぁ、希望しかねぇよ」

その意味は、教えてくれませんでした。でも、今の私は池田さんが言った言葉の通り、「希望しかない」と思えています。これまで、いろんな子どもたちと出会う中で、そう思えました。

研修中、池田さんは終始この言葉を言っていました。
「宮崎は、誰が変えますか?県ですか?市ですか?」
「”私が” 宮崎を変えませんか?」

私は、その時に、何も具体的なことは思い浮かびませんでしたが、でもまずは、「俺が宮崎を変える」とこの時決めました。
研修が終わった後、池田さんに1通の手紙を書きました。私は、この手紙に、「私が宮崎を変える」という決意を綴りました。
それを、胸に秘めながら、これまで自分のできることを見つけてきました。

現在の私は、「私ができることで、より良い自然環境と子育て環境を次世代に受け渡す」という目的を持っています。池田さんが示してくれた道を辿ってきた中で、辿りついた目的です。
池田さんからいただいた言葉は、活動を通して分かってきた部分もあれば、まだ落とし込めていない部分もあります。まだまだ自分が足らないところです。私の中でまだその真意を突いていないのだと思います。そう思うとまだまだ池田さんの背中は遠いなと感じます。でも、自分で決めて想いをカタチにしてきました。これからも続けていきます。
そして、自分の言葉にしていきます。

続きは次回、ではまた。

おせっかいおじさん ぷーさん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?