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「マインドストーム」を無理矢理7つの習慣とレゴ®シリアスプレイ®に結びつけて読む<その2>

こんにちは。最近プログラミングの学習に目覚めています。あの頃のBASICで色々とゲーム作りに励んでいたのを思い出しつつ手を動かしています。


ベース理論。

さて久々に「マインドストーム」について書いていきます。まずは予習としてこちらを御覧くださいませ。

マインドストームはレゴ®シリアスプレイ®のベース理論である「コンストラクショニズム(構築主義)」について解説しているわけです。今回もその一部を抜粋していきながら7つの習慣やレゴ®シリアスプレイ®と無理矢理にも結びつけていこうという無茶苦茶な試みです。それではお付き合いください。

コペルニクス的転回。

まずその前に「コペルニクス的転回」とは一体何なのかについて言及しておきたいと思います。なぜ急にこんな話になるのか、というと、レゴ®シリアスプレイ®そのものが、これまでの人間の思考構造から見てまったくの真逆をいくメソッドであるから。そのベースに構築主義は存在しているのです。

教育とは保守的な前例の延長線上であることも重要なのですが、、特にコンピュータ教育においてはこれまでと違ったアプローチが必要で、それには相当数の紆余曲折があることをシーモア・パパート教授は示唆しています。ほんの少し変えてやるだけでは、物事の本質に変化は生まれないということ。

新たな技術を初めて応用する時は、当然、以前それなしでやってきたことをほんの少し変えてやるだけにとどまった。自動車の設計者が、これは「自動車」であって「馬のない馬車」ではないんだという考えを受け入れるのに何年もかかった。

シーモア・パパート「マインドストーム」
第1章 コンピューターとコンピューター文化 P45より
引用文 by Copilot

馬車の延長線上を考えるにしても。

目の前に存在するものの改善だけでは変化するのが難しいVUCAの時代でもあります。しかも人は得てして変化を望まない生き物です。馬車と自動車が出てきたので「もし何が欲しいかと聞いていたら人々は『もっと速い馬を』と答えただろう」と語ったヘンリー・フォードの言葉を思い出しますよね。

ともすれば今、企業や組織で、これまでどおりの言葉のみで、イノベーションを起こそうとしてもバイアスがかかることは必至。だからこそ新たな思考構造であるレゴ®シリアスプレイ®を導入することは理にかなっている。それはもちろん、馬車の延長線上にあるネオ馬車を考える、にしてもなのです。

変わることを恐れない。

スティーブン・R・コヴィー博士も近しい話をしている。パラダイムシフトをテーマにして相当なページ数を割いて説明しています(実際にコペルニクスも登場する)。「一つのものの見方から別の見方に移行することは大きな変化を生む」と書かれているとおりこれまでの見方を変える努力が必要です。

行動や態度という葉っぱだけに斧をむけるのをやめ、パラダイムという根っこを何とかすること。ロバートもスティーブンもそしてシーモアも言っていることはすべて同じ。変わることを恐れない、なのだと思います。企業のなかに「ルネッサンスが訪れる(シーモア・パパート)」かもしれませんね。

最後に。

実はチェンジマネジメントのProsci@認定チェンジプラクティショナーも持っています。以前ある企業で80名くらいの勉強会を実施した際に説明したドキュメントが出てきた。まさに捉え方次第。あなたならどう解釈しますか?

「歩くな」と言われたらどう解釈するか?

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