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若者よ、サウスバイへ行くのだ。

こんにちは。新規事業であるとんでもないサービスのプロトタイプを作ったのが7年前。なんだか最近新しいことを思いつく頻度が減っている気がしています。


SxSWがある日常。

先日いつも可愛がっている若者に「最近、暴れてないんじゃないですか?あんときみたいにもっとガツガツ行ってほしいんですけど」と言われてしまいました。加齢とはそういうもんなんですかね。なかなか気力も湧いてきていない今、改めて「どうやって暴れるかなあ」とか考えたりする日々です。

たしかに30代40代はやりたいことを素直に実践していたけれど、今のような立ち位置でどれくらい暴れることができるか。ガツガツすることができるのか。そんなことを思ったときにふと頭のなかをよぎったのが「海外視察」でした。そのなかでも「暴れる」にふさわしいのがSxSWなのだと思います。

クリエイティブな人が集まる場所。

2015年と2016年の2回、毎年3月にアメリカ・テキサス州オースティンでおこなわれる「SxSWサウス・バイ・サウスウエスト」に参加しました。海外のITイベントの参加経験は何度かあったものの空気感がまったく違うくらい、SxSWにはまさに人間の五感を刺激するすべての要素が存在していました。

1987年に音楽の祭典としてスタートしてから、インタラクティブ、映画も含めてクリエイティブな人が集まる場所になっていったSxSW。今では日本人の方も多く参加するこのイベントですが、当時はまだまだ渡米する人数も少なかった。そんななかで暴れる場所を作っていくために海を渡りました。

SxSW2015
SxSW2016のJ・J・エイブラムスのセッション

主体的に動くことを求められる環境。

英語なんてほぼほぼ分からなくてもパッションだけでイベント会場を周ったりセッションを聴くだけで、暴れるというものが一体何なのかを知ることができました。この二年の機会がなければ今の自分が存在していないんじゃないか、そんなことを思ったりもします。それくらいのインパクトがあった。

この当時にレゴ®シリアスプレイ®メソッドを手に入れていたらどんな感情でSxSWに参加していただろうなとか思ったりします。多分「そこに何があるか」ではなく「そこにはきっと何かある」という、言わば自分から主体的に動くことを求められる環境がある。だからこそ行くべきなのだと思います。

・・・言わせねーよ。

個人的には若い人たちにこのような素晴らしい日常を提供したいなと思ったりしています。しかしながら昨今は結果を求めるあまり守りの姿勢になってしまっているのも事実です。「SxSWなんて遊びの場でしょ?」なんて言っていると、たちまち海外のパワーに圧倒されてしまうのではないでしょうか。

もうすぐSwSW2024が始まります。今年は難しいかもしれないけど(ここ数年はオンライン参加していた)、近々オースティンのダウンタウンにも行きたいなとか思っています。「暴れるの足りないとか言わせねーよ」のためにもガツガツしていければな。何はともあれ「若者よ、サウスバイへ行くのだ」。

最後に。

2015年のとき、SxSWの音楽イベントに出演していたPerfumeの御三方とオースティン空港でばったり会った。朝の5時。気づいていたのはただひとり。運命だと思ったんだけどな・・・。

Perfume

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