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時間をかけて人格主義を高めていくと幸せになれると声を大にして言いたい。

こんにちは。仲間に恵まれていると本当に思うことが多々あります。そんななかでいつも思うのが「サービスが先、お金は後」という言葉。先人に習うは世の常。読書とはそのため存在する気がします。


サポーター人生と仕事。

いきなりサッカーの、ましてやサポーターの話をするのもどうかと思うのですが、Jリーグクラブサポーターとしての30年間は自分にとっての宝物だと言えますね。先日そのサポーターのひとりと仕事の話をする機会がありました。若い頃から好きなクラブを強くしようと共に戦ってきたアミーゴです。

ひと回りと少しの差なので知り合ったのは彼が中学生のときだろうか。30年続けていると子供は大人となり大人は老人となり亡くなってしまった方もいる。昭和の時代のご近所付き合いのような感覚。勝利のためには強くも言うし、素晴らしい活躍の際は両手を上げて讃える。ほとんど仕事と差がない。

点だけでなく線を。

彼はこのnoteにも書いたイベントも主催してくれたり、こんな対談も企画してくれたりしました。ちょっと長いけれど呼んでみてください。美学生図鑑というサイトの編集長(当時・現社長)とのお話でした。まったく違う世界の方々とこのように出会うのもサッカー、サポーターという魔力なのかも。

そんな彼と仕事を通じて(しかも人事の話)同じ時間を共有することになるなんて20年前には想像もつきませんでした。そう捉えると、歴史の流れのなかで点を打ち続けるだけではなく線でつなぐことを意識してきたからこそ、何年も経ったところで関係性は何ひとつ変わらないのだろうなと感じます。

時間の上に相互依存は成り立つ。

7つの習慣で言うならばそれは相互依存。スティーブン・R・コヴィー博士がこのように書き記している。この言葉はとても深く、とても考えさせられます。

ここまでの道を振り返り、最後に到達したい場所に続く道のりのどこまで進んだのか、どのあたりにいるのかを確かめてみれば、今ここに来るまでは、この道しかなかったことがはっきりとわかるだろう。これ以外の道はないし、近道もない。今のこの時点にパラシュートで舞い降りることもできないのだ。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「相互依存のパラダイム」 より引用

1993年にまだ母親の腹のなかにいるJリーグにも参加できていないただのサッカークラブのドアを叩いてからの30年という年月。その長い時間が今の自分を築いているのだという実感がこの言葉を受けた自分自身の体からにじみ出ているような感覚です。相互依存はこの時間の上に成り立っていますね。

大切な時間。大切な「時」の「間」。

どうしても、矢継ぎ早に成功を求めてしまう、少しでも簡単に欲しいものを手に入れるという7つの習慣の言うところの個性主義。すべてを否定するつもりはありませんが人格あっての個性だとも考えています。時間という概念はその人格主義を輝かく宝石にするための大切な「間」なのかもしれません。

時間という言葉は「時」の「間」。上記のコヴィー博士の文章には続きがあります。「近道をしようとして無惨にも壊れた人間関係の破片が散乱している。自分の内面を成熟させる努力をせず、人格を磨かず、手っ取り早く人間関係を築こうとした人たちの跡である」。心に刻んで前に進みたいと思う。

だから、レゴ®シリアスプレイ®も、時間がかかる。

最後に。

来月、前述した30年前のあるサッカークラブとの出会いにおける運命の人と食事をすることになりました。お互い、四半世紀以上も同じ気持ちを持ち続けることを、家族と仕事以外にもある人生とは実に素晴らしい。それだけで自分を幸せ者と呼んでも差し支えはないであろう。

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