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最近思ったこと

久しぶりにnoteを更新しています。

厳密に言えば、ひさしぶりではなく、ダブドリの方でありがたいことに色んなバスケットボールに関わるインタビュー記事を更新させてもらっています。(今日もインタビューしたり、文字起こししたりしていました。)

よかったらフォローしてください。

僕個人のバスケ関係の有料マガジンは今シーズンは行う予定はありません。昨シーズンも最後の方は全然更新できずにいました。
申し訳ありません。
これには忙しかったという他にも理由があり、ダブドリというメディアに入ったことで、Bリーグのルール上、メディア外での発信がNGだったりします。要するにダブドリで取材に行った場合はダブドリ以外で出さないでということなんですが……。やっていれば、ダブドリの取材のことも書いたり、話しちゃうこともあるし……個人的にはダブドリの宮本だからOKじゃない?と思うこともありますが、ルールは守りたいタイプなので、これまでの個人でやってきた活動もダブドリの方で発信していこうと思っています。

ダブドリでは、ダブドリSOCIOというコミュニティをやっています。
よかったらそちらにご入会いただければ、僕が持っている知識や取材でのお話はどんどんしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、そんな話は置いといて、最近感じたことをありましたので、ちょっとつらつらと書いていきたいと思います。

ちょっと前に「自分なりに」という言葉の違和感について書きました。

あくまで僕の考えであり、それぞれの向き合い方があるのですが、「なんで自分はそこまでこだわるんだ?」と自問自答をしたわけです。
それについて少し書いていきます。

何も知らないのに……

僕は周りから活動的な人間に見られることが多くあります。
どうしてそんな人脈があるのか?
アクティブですよね?

と言われることが多々ありますが、基本的には根暗で何もしたくない人間です。

休みの日はベッドから動きたくないし、なんなら家の電気もつけないし、人と話すのは得意ではないです……笑
究極、バスケを仕事にしたいなんて1ミリも思ったことないし、なんならしたくなかったし笑

でも、スイッチが入るとずっと動いているタイプで、スイッチが入っている時と入っていない時の落差はすごい人間だと思います。
どこで自分のスイッチが入るのか?は僕もいまだに謎ですが笑
まー、その辺はいいとして……。

バスケットボールの発信をして、それが仕事になって感じたことはファンの発信力の強さというか、濃度というか……ファンとメディアのバランスです。

他のスポーツやエンタメがどうなのかはわからないのですが、バスケに関してはBリーグ6年で既にある種の名物ファンというのか、業界内で認知されたファンが存在すると思います。

もしかしたら、自分も最初はそっち側だったように思います。
そっち側で気分良くなってしまって勘違いしていた時もありました。
ファン同士が盛り上がる。これはすごくいいことですが、一方でそれに対して、バスケを扱うメディアは多くないのが事実です。

それは言ってしまえば、学校新聞みたいな、学校内で有名人、学年であいつは面白いみたいな感覚に似ている気がしました。(語弊があったらすみません)
「俺の地元に〇〇ってやつがいてさー」
みたいな感じで、ある程度ファンの間に認知されている存在がいる。

でも、それは好きな人たちの集まりの中だけの話になってしまっている気がします。

野球やサッカー、ゴルフなんかだと、そういうファンがゆくゆく書籍を出したり、メディアを作ったり……なんてことが実際にあります。

勘違いして欲しくないのですが、ファンの中で知名度が上がることが悪いと言っているわけではありません。そういう人は必要だと思います。ただ、それはみんななれるわけでもないし、僕はそういうような状況になった時に違和感を感じたんです。

その違和感とは
業界のことも知らない、実際に現場で何が起こっているのかも知らない。
けれど、ちょっと詳しいからファンから意見を求められ、発信しないといけない。

振り返ってみてると、知らないのに知っている感じで発信をする。
すごく危険なことをいていたなと今は思います。

意見をいうことはいいことだと思うし、聞かれればなんでも答えるタイプです。でも、偏った見方をしている人間(当時の僕)が、現場も業界も知らないのに偏った情報を世に送ることに恐怖を感じました。

それは批判もされるし、嫌われもするわな……と思うと同時に、そもそも情報が少ないからそこに接着して、それが真実だと思われてしまう怖さもあったわけです。

自分が前に進むことで、ちょっと変わる

ちょっとわかりにくい話になってしまっている気がしますが、要するにファンにはファンの役割があって、メディアにはメディアの役割がある。そしてそのパワーバランスがおかしい時があるのかもしれない。
そう思いました。

よって、僕はメディアに入社することを決めました。それはたまたまありがたいことにタイミングがあって、もうバスケの発信やめようかなー……どうしよっかなー……というタイミングで声をかけてもらったという運もあります。

ただ、やはりバスケメディアが少ない中で、ファンからメディアになるという流れ作ることが必要だったと思います。

他の媒体でもそういう流れがいくつかあって、すごいなーと思ったりしています。

これはブログをやるとかnoteをやるとかではなく、メディアとして取材をして、成果物を世に出すということの重要性です。

正直に言えば、メディアになる前にブログを書いたり、最初の頃の音声配信やYouTubeは楽でしたし、楽しかったです。笑
選手やコーチがSNSをフォローしてくれたり、記事を拡散してくれたり……
ある種の優越感が正直ありました。

正直、そのままそこに留まることもできたし、「自分なりに」バスケを発信することはできました。でも、バスケ業界を考えれば、それではダメだろうなと。

メディアにチャレンジすることで、うまくいくかはわからないけど、
ファンからメディア
という1つの流れを作る必要がある。

僕はそれが必要だと思いましたし、そこに疑問を持ってからはめちゃめちゃ苦しくなりました。笑

でも、そんな苦しさも自分が少しだけ勇気を出して前に進むことで変わるし、もしかしたら業界自体もちょっとだけでも何かが変わるかもしれない。
そして、それに誰かが続いてくるかもしれないし、また自分が今までファンとしてやっていたことを新しい誰かがやるかもしれない。

やっぱり何事も留まり続けること、停滞することにいいことはないと思うんです。

最近、発信についてありがたいことに相談をもらうことがあります。

その中で
ファンとして発信をしたいのか
メディアになって発信をしたいのか

そこが曖昧な人がすごく多いなと、特にこの1年で感じました。
なんとなくバスケにいいなって思ってるくらいの感覚?なのでしょうか。

バスケ界には既にファンとしても素晴らしい発信をしている人がたくさんいます。
仕事をしながら、バスケが好きでそれをやることの大変さは僕もやっていたのでわかる部分もあるし、尊敬に値します。

逆に、ファンとして発信をすることはハードルが下がったおかげ増えたと思うし、質も別に問われるわけでもないから、ファンの方はやりたければやればいいと思います。

しかし、それに比例して必要なのはメディアとしての発信量が増えることではないかと思います。(ちゃんと現場に足を運び取材をしたものを伝えるということ)
だからぜひ、そこを目指したい人はトライしてほしいなと思います。

そう思うのは、「あ、あなたはメディアとしていけるよね」と心の中で思った人が、サクッと「自分なりに」「ファンとして」と楽な方に逃げていくことが多々あるからです。相談された身としては寂しさも感じます笑

今がきっとチャンスだし、業界として頑張りどきだと僕は思っています。
大変だけど、やりがいのあることだと思います。

なので、今、さまざまなバスケ界の方をゲストをお呼びして、月に1回交流会なども行なっています。
メディアを志す学生、メディアの方。さまざまなかたちでバスケ業界を目指す人、若手コーチ、バスケ業界のスタッフなどとトークセッションをしてから、質問会を行なっています。

ぜひ、一歩勇気を出して踏み出したい人はご連絡をください。
一緒に頑張りましょう。

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