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プリンシプルと時間の使い方と社員教育

ホワイトクロスの取り組み

現在、ホワイトクロスでは、東京医科歯科大学の学生さんのインターンを受け入れています。それについて先日、東京医科歯科大学と、教育連携体制の構築についての共同プレスリリースを出させていただきました。

本年度は歯学科、医学部保健衛生学科、歯学部口腔保健学科から3名の学生さんをお預かりして、社員と同様の基本研修、リーダー向け研修へ参加いただいております。また、積極的なハードスキル研修も実施しており、社員と同じ教材を用いて事業戦略、マーケティング、プロダクトマネジメント等について学んでいただいております。

心が柔らかい学生時代に何に触れるかは、その後の人生に大きな影響を与えます。大学で学んでいる専門分野こそが、その後の職業人生の軸足となりますが、大学内のみでは得られない視座をホワイトクロスでの時間を通じて得てもらえればと思います。

UCLA時代に私自身が経験してきたことに似ており、流石は医科歯科だなと、その先進性・懐の深さに感銘を受けています。日本でも、教育における産学連携が一層拡大していくことを切に願います。

医科歯科との取り組み以外にも、現在私は歯科大学4校からアカデミックポジションをいただいており、その他を含めると5校で講義をさせていただいています。また、社内には私以外にも3名、アカデミックポジションを有している社員がいます。

私は、経営者です。それ故に、事業価値に寄与しないことに職業人としての時間を割くことは好ましくありませんし、行うべきことではありません。また、経営者としての本道以外には近づかない主義です。

プリンシプルを持つこと

ベンチャー経営者は、とてつもなく多くのことと向き合いながら、取捨選択を迫られ続けます。そこにおいて、明確で綿密なプリンシプルを持って日一日を生きることで、自分の精神状態を客観視し、その振れ幅をコンロールしながら、良質な意思決定を積み重ねることができます。そこにおいて、職業人として・私人としてのプリンシプルを綿密に定めています。

Google Spread Sheet上にプリンシプルをまとめ、日々微調整をしている

白洲次郎、レイ・ダリオなど、多くの先人がプリンシプルを持ってその人生を駆け抜けました。

息苦しい生き方のように思われるかもしれませんが、全然そうではありません。むしろ、場当たり的に判断し、一喜一憂することがなくなるので、精神的にはより豊かになります。また、欲と向き合い、自分が規定する人としての正しさを貫きやすくなります。

時間の使い方について

その中でも特に、自分自身の時間の使い方については、とても細かくプリンシプルを作り上げています。経営者として押し寄せてくるオファーを何でもかんでも受けていると、実質がない形で時間がどんどん削られていきます。大切なのは、オファーに対するYes or Noの判別に、感情を交えないことです。判断ごとに一々、気を揉むことは、時間の無駄です。

そのような中で、ほぼ無条件で大切にしているのが大学教育・学会での講演です。

この秋も、歯科大学での経営学の講義に加えて、学会から講演依頼をいただき、ありがたく受けさせていただきました。テーマは、「パンデミックが歯科医療にもたらした影響」です。そのスライドを作りながら感じていたのは、ホワイトクロスをやっているからこそ、このテーマに真正面から向き合えているということです。

ホワイトクロスでは歯科医療現場向けに、迅速性・即時性が求められる多くの情報を配信してきた
講演では、世界・日本・歯科医療が受けた影響とその関連性を時系列で整理していく
その時々、ホワイトクロスだから蓄積できた情報が「その時、臨床現場で何が起きたか」を語る

スライドを作り上げる過程で、ホワイトクロスが歯科医療業界のアーカイブとして機能してきたことに気づきました。定期的に振り返り、丁寧に分析し、まとめることは、想像以上の価値があることに気づかされました。

大学での教育もですが、学会から求められたテーマでの講演に向けて、私自身必要な情報をインプットし直して、思考をまとめることは、ホワイトクロスの仕事の価値を再確認するきっかけにつながります。

この時間の使い方に関するプリンシプルは、有限の人生の中で、時間を有意義に使い、良い人生を歩むことにつながっています。

社内研修で伝えるプリンシプルを持つことの意義

10月から私が執筆した研修テキストであるWHITE CROSS Noteを活かした社内研修がスタートします。

WHITE CROSS Note

その中で、プリンシプルを持つことの意義についても学んでいきます。

プリンシプルを持つことによって、首尾一貫した自分でいることができる

会社とは、職業人として成果をあげる場であると同時に、人格形成の場でもあります。人として正しい心を持ち、職業人として不撓不屈の努力を重ねる日々が、社員の人生そのものに意味を与え、社員の幸福につながるものであることを願っています。WHITE CROSS Noteでは、そのために必要なことを、一つひとつ心を込めて書きました。

先週末、私自身が丸一日オフィスに籠もって印刷し、トランクに詰めて赤坂見附のkinko'sに持ち込んで製本依頼をしました。その時間の使い方はありなんだと思われるかもしれませんが、この辺り、ある程度の規模になってもベンチャーはベンチャーです。今週それが届き、社員にひとり一冊配布されたところです。

10月からスタートする研修は、毎回が真剣勝負です。1回ごとに、ファシリテーター/参加者相互に毎回評価スコアを取り、相互的に正直なフィードバックを行って改善を求めていきます。研修をする側にとっても、適当なファシリテートをすると、低い評価がなされます。

これまで2年半行ってきた社内研修について、全社員からアンケートをとって、その結果顕在化した贅肉をすべて削ぎ落とし、研修を実質のみに絞り込みました。無論、今後毎回スコアをとることで、より高頻度に改善をしていきます。

より人材育成力のある会社へと、ホワイトクロスを育て上げていきます。

人材を求めています

WHITE CROSSには、年齢・学歴・性別・職歴・社歴など一切関係なく、能力のある方を登用する抜擢文化があります。
ぜひ共に、正しい心を持って、社会を良い方向に前進させるビジネスを育てて行きませんか?皆さんに熱を共有させていただけるように、お会いさせていただける求職者の皆様には、ベストを尽くして対応させていただきます。

WHITE CROSSは、京セラ、トヨタ、リクルート、ファーストリテイリングのような永続性のある偉大な企業を目指しています。そして現在、ベンチャーステージの真っ只中にある小さな苗木です。

未来視点に立って大樹を育てていこうとするWHITE CROSSのあり方に共感してくださる方からのご応募を、心よりお待ちしております。カジュアル面談も大歓迎です。

WHITE CROSS 執行役員・管理部 部長 永畑のnoteはこちら

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