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【感想】アメトーーク『キックボクシング大好き芸人』

遂に地上波でこの話題で正々堂々と扱われる日が。

僕は格闘技・プロレスがそれなりに好きで、コロナ前は会社の人と半年に1回ぐらいのペースでプロレス観戦に行っていたのだが、最近はご無沙汰。
格闘技は生観戦の経験は無く、テレビ中継がやっていたら観るといった程度。
いつか生観戦したいと思っている内にコロナ禍になってしまった。

過去のツイートを漁ってみたら自分が天心vs.武尊に言及していたのは2019年頃から。
当時はK-1もRISEもほとんど追えていなくて(PRIDEやK-1が一斉に崩壊して地上波で放送されなくなった辺りで疎くなり、RIZINで地上波放送が復活してまた戻ってきた)2018年頃にRIZIN経由で天心を知ったのがきっかけだったと思う。

今回のアメトーークもお笑い番組ではあるんだけどファンの熱量がそのまま電波に乗ったような良い回だった。
何でも土田の持ち込み企画とのこと。

土田「今話さなくてどうすんだ!」

ひと通りの説明を聞いて、本人たちがやりたがっているのになぜ対戦が実現しないのかと素朴すぎる疑問をぶつけるホトちゃんw

今田「君は何年うちの興業会社におんねん!」w

まず土田が天心のワンチャローン戦を紹介。

何度見ても衝撃的なバックスピンキック。

今田「急激にタケノコ生えてきたようなもん」www

まぁロッタン戦を紹介してほしいという声も分かるけど紹介VTRとしてはハードルが高すぎるかなと思う。

何度見ても壮絶な死闘。

武尊の紹介はアルピー平子が担当。
パンチ力とピンチで笑う強靭なメンタルという情報をインプットして天心とのファイトスタイルの違いを説明したところで「全てを背負ったベストマッチ」という煽りでレオナ・ペタス戦を紹介。

これは当時ABEMAの生中継を見てたけど凄い打ち合いだった。

この後は過去の名勝負や他の選手の紹介へ。
2003年のK-1 MAX決勝の魔裟斗vs.アルバート・クラウスは懐かしい!
あの頃は地上波で格闘技中継たくさんあったなぁ。

プロレスファンは武藤敬司vs.三沢光晴を筆頭に夢のカードが実現しなかった(もしくは決定的に旬を逃した)歴史を何度も目撃しているので、このカードは何としても実現してほしい。
もう交渉はあと一歩の所まで来ているみたいだし。

榊原代表は会見の冒頭で「この6月13日、実は天心選手と武尊選手を試合を東京ドームで開催したいと思い東京ドームさんと押さえていた日程だった」と話した。

K-1やRISEを生中継しているABEMAと繋がりのあるテレ朝で今回のアメトーークが地上波放送されたのは前向きに捉えたい。


ところで、お笑い脳で見ると今回のアメトーークはアルピー平子の回でもあった。

事の発端は2019年5月29日放送の『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』
この日のゲストはアメトーーク総合演出である加地倫三。
(余談だが僕は六本木ヒルズで加地さんを見かけたことがあり「うおお!」と叫びそうになったが周囲に人が多かったのでかろうじて理性が働き自重できたという思い出がある)
加地P本人の口から『猫舌芸人』出演時の平子の「地球のコア」という例えボケを発端とする佐久間P曰く「加地メタル・ジャケット」事件の真相が明かされることにw

加地P「帰りにエレベーターの前で、何であんなこと言うんだい?普通に笑いを取ることは出来ないのかい?って聞いたの。そこから平子って名前は会議でも挙がってない。だから多分NGに近いかもしれない」w

当の平子はこの日モンゴルの草原で海外ロケw
電話出演すら叶わずw
ちなみにこの「出禁」という話は後日『アルコ&ピース D.C.GARAGE』内で平子が「そんなことない。実際オファーも貰っていた」と明かしており、あくまでアングルだった模様。
真の戦犯は煽り続けた佐久間Pであるとも言及w

ちなみにこの『猫舌芸人』の放送日は2016年6月2日。
ちょうど二期目の『アルコ&ピースのオールナイトニッポン0(ZERO)』が終わった直後。

毎週3時間の打ち合わせをしてラジオコントをしていたアルピー。
ANN二部の歴史を継続もOKという新たなステージに進めたアルピー。
石井玄ディレクターの仕事内容を変えてしまったアルピー。

石井D「最終回は人が一杯出待ちで来てくれて、300人か400人ぐらいいたんじゃないかという説があるんですけど。リスナーに1000人とか言い出してる人もいますが(笑)でも当時の終わる番組にしては多い方で、結構騒ぎになって多少クレームが来たんですね。翌日出社したら宗岡さんに呼び出されて謝らなければいけないと。で、それは大丈夫だったんですけど、その時にニッポン放送の人に言われたのが『そんなに人気あったんだ』『そんなに面白かったんだ』みたいな。そこで初めて僕としてはディレクターとして(アルピーANN0という番組が)面白いとか人気があるとかってことをちゃんと伝えられていなかったんだって」

猫舌芸人の頃は平子の精神状態も荒んでいたのかもしれないw

佐久間Pのラジオ放送から約2ヶ月後の2019年8月8日放送『もっと売れたい芸人』で晴れて出禁が解除。
(実はここで色々あったことが後年テレビ千鳥で明らかに)
しかし、そこからしばらく出演は無く、2020年6月11日放送の『バラエティ観るの大好き芸人』では『勇者ああああ』に1票も入らないという悲しすぎる事態が発生w

さらに翌々週6月25日放送の『奥さん大好き芸人』に愛妻家で有名なはずの平子が呼ばれないという憂き目にw
そして同じ週の『テレビ千鳥』で盛大にイジられる平子w

ここで放送された平子と宮下草薙・草薙の絡み(当然アメトーークの本放送ではカット)は相当な地獄だったw

この次にアメトーークに出演したのは約1年後の2021年6月17日放送『高円寺芸人』
(といっても『テレビ千鳥』にはちょくちょく出演)

そして今回の『キックボクシング大好き芸人』へ。
熱のこもった武尊の紹介という大役もさることながら、ハイライトは番組後半に様々なドラマを背負った試合VTRを見て泣いてしまう場面w
それをホトちゃんにツッコまれると

平子「なんで…なんで泣かないんですか?」w

天心に挑み敗れた内藤大樹選手のVTRでもまた泣いてしまう。

今田「みちょぱ、笑うとこじゃないよ」w
ケンコバ「今田さんやけに責めたがるんですけど(みちょぱは)すごい感動してますよ」w

さすがにみちょぱが可哀想と思ったのか優しいケンコバw

序盤からプレゼンの語りにも熱が入っており、さらに感情移入のあまり泣いてしまうというのは全体の熱量が高かった今回のアメトーークには非常にハマっていた。
平子っち、今日は良い仕事してたぜw
高円寺芸人の回と合わせてこれでもうアメトーークの呪縛は解けただろうw

ラストにサプライズで天心が登場して平子を蹴ってもらう予定だったという加地メタル・ジャケット健在オチも良かった。

はて、この記事は当初は自分なりに天心vs.武尊への思いを書きたかったのだが気付いたら半分がアルピー平子の話になってしまったw
まぁいいか。

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