自分スタイルのコンセプトを定めると、服選びやコーディネートが段違いにラクになる
※2020年12月17日更新
服のテイストがチグハグしていたり、コーディネートのテイストがブレブレだったりすると、その人の軸は何なんだろう?と考えてしまいます。
もちろん、スポーツMIXなどのテイストをミックスするコーディネートはありますが、意図的にミックスするのと無意味にミックスするのとでは大違い。たいていすぐに見抜けます。
「〜さんらしい」と言われる服装があるとノンストレス
「なんかその服〜さんらしい」と言われたり思ったりすることはありませんか? その「らしい」をコンセプトとして明確にすると、服を選んだりコーディネートを組んだりする際のわかりやすい指標になります。
選ぶべき服やコーディネートのゴールが決まってくるので、ストレスなくセレクトすることができるようになります。
コンセプトを定めると言っても堅苦しく考える必要はなく、ちょっと違うかなぁと感じたらコンセプトから考え直して変えれば良いだけの話です。
とりあえずコンセプトを決めることが大切
簡単に修正していいならコンセプトを決める意味はないのでは? と思うかもしれませんが、実はいったん決めてしまうことが重要。曖昧なままだと服選びやコーディネートも曖昧になり、ゴールがわからないまま何度もムダに考えてしまいます。
時間のムダになるだけならいいのですが、ストレスの原因や片付かない元凶になったりするので、思っている以上のコンセプトを決めることが重要です。
自分でしっくりくるコンセプトが定まっていると、ムダな買い物をせずにすみます。セール品だからといって不要なアイテムを増やすこともなくなります。また、有名な人や好きな人がおすすめしている服であっても、自分のコンセプトからズレていると、あまり興味が沸かなくなってきます。(私がアイテムをおすすめすることもありますが、「あなたのスタイルのコンセプトに合うなら選択肢に入れてみてください…」といった提案としておすすめしています。)
ベン図でイメージするとコンセプトが定めやすくなる
今のところ、コンセプトは3つの集合が重なる部分を言語化することで定められるという仮説を立てています。ベン図でまとめて視覚化すると、コンセプトが定めやすく、腹落ちしやすいと考えています。
自分のなかの「着たい服」「着れる服」「着るべき服」の集合を作り、それが交わるところがその人のスタイルになるとはずです。それぞれの集合の主な要素は下記の通り(※まだ未完成で不完全です)。
たとえば、「TPO」はあくまで「着るべき服」を考える指針のひとつに過ぎません。自分と服との「相性」を考える際に役立つのが「骨格診断」や「パーソナルカラー」です。また、「体型カバー」を科学的、論理的に解説する際に「錯視」を使った着痩せ術が有効です。
現状は、ひとつの要素を重視してコーディネートを考える人があまりにも多すぎます。もっと俯瞰的、多角的に考えることで、自分だけの自分らしいスタイルが確立でき、無理なくおしゃれが楽しめるようになります。
また、そもそも自分は何のためにおしゃれがしたいのか。おしゃれを目的ではなく手段として捉えると、「着るべき服」も明確になっていきます。
それぞれの集合の要素をしっかり洗い出し、交差するエリアの共通項などをコンセプトとしてまとめて言語化すると、自分のスタイルを定めることができます。性別や年齢とは関係なく、おしゃれを楽しむ際の重要な軸になるはずです。
今後は発信しながら〈着こなし工学(仮)〉をブラッシュアップ
今回は駆け足でざっくりと説明しましたが、今のところはコンセプトを作り上げるためのメソッドを「着こなし工学(仮)」と定義しています。そして、着こなし(スタイル)のコンセプトを一緒に考えるのが着こなしコンセプター(仮)です。
説明したいことや書きたいことが多すぎて、しっかりとまとめてから発信しようと考えていましたが、まとまるのがいつになるかわからないので、順序を逆にすることにしました。仮設であってもとりあえずどんどん投稿し、随時ブラッシュアップ。ある程度まとまったら、わかりやすく編集してパッケージ化するというフローを繰り返したいと思います。
また、個人向けサービスも本格化にスタートする予定です。自分のスタイルのコンセプトを一緒に考え、コンセプトに沿ってワードローブを整理し、コーディネートの基本パターンまで提案したいと考えています。性別や年齢に関係なく、おしゃれに悩む人に役立つソリューションになるはずです。
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