AIは意外と冷たいのだ
先日スタエフで、当社のAI専門家の尾澤と話をしました。
#89~#91でAIに関するあれこれを話しています。
まあ、ほとんど雑談に近い内容です。
その中で、お!これは!と思ったことがタイトルにある事実です。
なんとAIは「答しか教えてくれない!!」のだそうです。
なぜその答になったのか、どういうロジックでその答に到達したのか、その時に、どういった苦労があったのかなどなどは、一切語ってくれないのです。(まあ、苦労はしないだろうけど)
「結果はこれだよ」だけ。冷たいねー。
スタエフの収録とどちらが先だったか覚えていないのですが、将棋の渡辺名人(三冠)がYouTubeでAIについて語っていらっしゃる動画を拝見しました。
冒頭で、「AIは、なぜその答えを出したかは教えてくれない」と、仰っています。動画をすべてご覧いただけれは、いろいろ腑に落ちます。
将棋の場合は、その局面における最善の指し手を出してくれる。
もちろん、次善の指し手、その次の候補の手なども示してくれる。
ただし、なぜその手が最善なのかは、教えてくれないのです。
それを考えるのは、人間の仕事だとも仰っています。
AIに関してほとんど知識がない私にとっては、なんか不思議な感覚です。
答は出すけど、その理由は教えてくれない。
冷たいなー。
これから、様々な業種、業態にAIが導入されていきます。
AIはその場面での最適解は示してくれますが、なぜそれが正解なのかは教えてくれないのです。
それを、我々人類は積極的に導入しようとしているのです。
なんか、こわくないですか?
私だけ?
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