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サンタクロースを何歳から信じるか --- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」

何歳までサンタクロースを信じていた?というのはよくある質問だが、何歳からサンタクロースを信じていた?というのもまた気になる問題である。
親としては、いつからサンタ代行をすればいいのかというのに関わるからだ。

うちに関していうと、保育園でクリスマス会があるので、赤い服を着た人が何かくれるというのは漠然と知っていたのではないかと思う。
家でクリスマスプレゼントを夜にこっそり置くようにしたのは、5歳(年中さん)から。ダンボールハウスだった。朝起きた時に、「あれ、これ何だろうね?」と言ったら、ものすごく喜んでいたので、サンタクロースが寝ている間にプレゼントをくれたということは、この時点で既に理解していたのではないかと思う。

翌年(年長さん)の時は、妖怪ウォッチが欲しいというので、サンタさんにお願いしてみたら?と言ったところ、納得した。これはわりと強力な武器であり、どういうことかと言うと、「ほら、サンタさんはいい子のところに来るんだよね。はい、じゃあ着替えようね」みたいなのが通用する。このロジックが教育上適切なのかどうかは、よく分からないけれど。
サンタさんが何者なのかも理解していたようで、保育園のクリスマス会にサンタクロースが来たので、妖怪ウォッチが欲しいとしきりにアピールしていたらしい。うん、世の中には色々なサンタさんがいて、保育園に来るサンタさんと家にくるサンタさんとは、ちょっと違うんだな。
あと、こどもちゃれんじの絵本を読み聞かせながら、うちには煙突がないねぇと言ったら、少し考えた後、換気扇から入ってくると言っていた。彼なりに考えた、うちの中で一番外に繋がっているっぽい場所なのだろう。

そして今年(小1、七歳)だが、最初ダンボールの家がまた欲しいっぽいことを言っていて、それは前にもらって、そんなに入らなかったじゃんということで却下。その後、トーマスの木製レールのおもちゃ(BRIO)の、ターンテーブルがついた車庫が欲しいということになった。
で、なんかサンタさんにお手紙も書いていた。一応、丸があって、その周囲に謎の記号があって、本人に聞いたら、この丸がターンテーブルで、これが欲しいという意味っぽかった。
しばらくして、絵本に乗っていた汽車のターンテーブルを見て、これが欲しいというので、「うん、サンタさんにお願いしておいたよ」と言ったら、喜んで、窓の外に向かって、柏手を打ってお祈りをしていた。ちょっと違う気もしたが、彼にとっての神様的なものは、きっとこんな感じの存在なのだろうと思った。
今年はクリスマス直前に息子の入院があり、ドタバタしていてラッピングすらしていなかったんだけれど、足元にプレゼントを置いておいたら、起きても最初気づかず、「部屋のあかりつけて」とお願いして明かりがついたら、おや?おやや?という感じで発見して、早速リビングに持っていって開封し始めていた。
こうなると完全にクリスマスのサンタクロースイベントという感じだなと思った。

さて、次の問題は、いつまで信じているだろうかってことかな。
支援学校の子はみんな純粋で素直だし、小学校にいる間は、パパサンタの仕事があるかもしれない。

(2018年12月26日記)

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