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サブスクへの経営者の大きな誤解?モノやサービスの価値にいま起きていること

こんにちは!WEBマーケター木村です。

突然ですが、みなさん「サブスク」についてしっかり理解できていますか?
昔あった定額制との違いは??と聞かれて、すぐ答えることが出来るでしょうか。

今回は、話題になってきていて最近良く聞くようになったからこそ、誤解したままでは恥ずかしい「サブスク」について、解りやすく解説していきます。

急速にユーザーに浸透している「サブスク」の本当の姿とは何か

まず「サブスク」に関して私見を交え概要をお伝えします。

最近良く聞く「サブスク」ですが、従来のサービス体型よりも「顧客満足度」を圧倒的に重視した1ワンク上のサービス提供のことだと私は捉えています。

ちょっと極端な言い方になりますが、私は「サブスクという名の餌を使った、自社すべての事業への囲い込み手法(現代的なマーケティング)」ですね。

もちろんそこには、一定期間内に一定金額支払えばサービスを利用できる、という定額制の意味合いも含んでいますが、クライアントファースト、ユーザーファーストの質が定額制とは全然違うと思います。

「サブスク=定額制」という誤解はなぜ起きるのか

しかしながら、サブスクと聞くと条件反射的に「あぁ、定額制ね」と応える方は多いのではないでしょうか。

これにはもちろん誤解があると私は考えていますし、その誤解には理由があると思っています。

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Amazon Music UnlimitedとかSpotifyとか、そういうサービスが火付け役になって話題になった手法なので余計に「あぁ、あの定額払えば一定期間内にいくらでも利用できるやつでしょ」という意識が浸透してしまっていると思います。

このように捉えてしまうと「サブスク」の本質が見えず、ユーザー側で起きている大きなパラダイムシフト(行動の変革)に気付けない可能性が高まると思います。

ちなみに私は、経営者が混じりっ気ナシの完全に本気モードで「サブスクって定額制のやつね、あぁそれ価値ないよ」と言っているとすれば、危険信号だと考えて良いと思っています。

あのソニーでも、落ち込む売上をサブスク事業が下支えしています。トヨタもKINTOというサブスクリプションサービスを提供し始め、バンバンCMしています。

結論の通り、サブスクは定額制の意味合いを含みますが、定額制とは顧客満足度の追求具合が違うと思います。

変わってきたモノやサービスの「価値」、サブスクと定額制サービスの違い

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それでは、サブスクと定額制サービスの違いを考えてみましょう。

世の中に溢れているモノやサービスの多くは、ユーザーのためと言いながらも、根底は自社の売上を重視しているものです。もちろんそれは当然で、企業が生きていく、従業員を雇っていく上では仕方のない原理です。

が、最近になってその原理原則が破られてきていると感じます。

代表例が、Amazon Music Unlimitedです。Amazon Music Unlimitedに加入するとどのような付加価値があるか、みなさんはご存知でしょうか。以下に具体的に紹介してみます。私も実際に1年ほど使っていますが、とても便利なんですよ。

・月額1000円以下(980円)で6500万曲が聴き放題
・Prime会員だったら利用料が200円割引
・Prime会員だったらAmazonで購入した商品が送料無料で翌日に到着
・AmazonEchoをリビングに置けば、カップルで、家族で聴きまくれる

良く言われる定額制と比較し直してみると、定額制サービスにこの圧倒的にユーザーに寄り添った「プラットフォーム感(大きな規模でのサービス提供とお得感の提供)」はそうそうなかったのではないでしょうか。

もちろん、ご紹介している付加価値はPrime会員という大枠の会員サービスに属している必要がありますが、1つのメリットしかなく月額1000円取られるのと、いくつものメリットがあり月額1500円取られるのとではお得感が違うと思います。

私は上記で紹介したAmazonのどちらのサービスにも加入していますし、Amazon Echoも購入して妻と一緒にAlexaをからかってキャッキャやっていますので(笑)良く解ります。

このように深くサービスに浸透してしまうとなかなか離れられないのがユーザー心理で、それをよく理解しているマーケティング手法だな、とマーケターとして冷静に、見事なまでにAmazonにハマりきった自分を分析しています(笑)。

サブスクが今まさに変革させている「消費の姿」

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知らないとマズイのは、「消費の姿がZ世代を中心に大きく変わってきている」ということです。

30代以上の世代だったら解ってもらえるかもしれませんが、一昔前まではデパートに行けば様々なブランドが目白押し。
デパートに行けばだいたい欲しいものが見つかるから、地方からわざわざ都会のデパートに来て買い物をして、上記の画像みたいにショ袋を沢山引っさげて電車で返っている女性や男性は多かったと思います。

しかし現在はどうでしょう。そういう方を見かける機会は大きく減ったと思いますし、デパート自体がオワコン化してきています。

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私は職業柄さまざまな業種のマーケティングに携わっていますが、特にふるさと納税などの業界では若年層(Z世代と呼ばれる層)に大きな動きが出ています。

それは、ミニマリスト志向です。
それまでの世代と比べ、消費を抑え「必要な物にはお金を出す」「安くても質が悪いものは買わない」という意志決定をすることが多い世代で、セールで値下げをした「だけ」ではなかなか買ってくれません(笑)。

また、将来年金がなくなるかも知れない。。。と言われながら育ってきた世代ですので、節税への意識も高く、理解しようと検索する傾向も見られます。

最近ではアパレル業界でも、そうした世代向けに「Rcawaii」「カリモク」など断捨離の必要がないファッションレンタルサービスの需要も急拡大しています。

このように、これまでは湯水の如く消費されていたモノやサービスが、徐々に「選別するもの」となり購入のハードルが上がってきているのです。

企業がサブスクをやる意味

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こんな時代にあんまり儲からないように見えるサブスクをやるのはなぜか、経営者には薄利多売に見えるかもしれません。

企業がサブスクをやる意味、それは2つあります。

・ブランディング
・収益のベースアップ

特にブランディングの意味合いを重視していただきたいです。実際にいくつかサブスクに入っていると解るかと思いますが、ひょんな時に「あれ?このサービスってあのサブスクの会社のやつだ」と気付くことがあります。

昨今の企業は、複数のビジネスを展開していたり、プロモーションの軸を持っていることが多いですが、サブスクをやっておくことで「どこかで取り上げられたり」「どこかでユーザーに接触していたり」して、徐々にブランディングにもなります。

また、収益化が難しいサブスク事業を収益化すること、にも意味があると考えます。

さいごに

今回は良く耳にするようになった「サブスク」に対する誤解が少しでも解ければ、と思い記事にまとめました。

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